2011年7月9日土曜日

プロの仕事に口出しすべきではない……と思います。

今日もいつもの六本木ヒルズへきています。

ここのツタヤは最高♪
スタバのコーヒー一杯で、長居しちゃってすいません……。

僕以外の皆さんも結構な時間、滞在しているんですよ。
かるく五時間ぐらい勉強している人、ずーっとおしゃべりしている人、すやすやお眠りモードに入っている人。
まぁ、本当に色んなひとが います。

人の観察をしているだけでも、一日楽しく過ごせちゃいます。



で、そんな最高のスタバにて興味深い論を目にしたので、それを少し紹介させていただきましょう。

雑誌「広告」に記載されていた荻上さんのコラム。内容は、震災時にtwitterで瞬く間に広まったデマについて。情報の拡散性もさることながら、その情報が「正しい」ことだとして、誰も疑いを持たず、ドバーッと広まったことに社会の危なっかしさを指摘されています。これを踏まえて、全ての情報をオープンにするべきではないとのお考え。


で、これは僕も全くの同感なんですね。
震災直後のブログにも書きましたが(こちら)、「その道のプロに、素人がズコズコと口出しはしないでほしい」んです。


情報がどんどん横に横に垂れ流されていく……。
これ、かなり怖いことですよ。
ほんとうに、強い発言力を持つ人の「ことば」次第で、社会がいとも容易く一つの方向に向いちゃうわけですから。特に社会的地位が高く、学者として認められているような人の発言は、どこか麻薬めいた物がありますから。

でも、なぜそこまで一つの方向に向いちゃうようになっちゃったのでしょうか?
原因の一つは、圧倒的な情報量の前に、それらを逐一「吟味する」ことが出来なくなってしまった「社会」にあります。特に、専門的な知識については情報量を持っていないため、その情報をさもありなんと「みなしてしまう」わけです。なかば、オートポイエーシスに、それをそうあると見なす……これはとても怖いことです。情報をながすのは、個人の自由・判断でもってしかできず、一度流れたが最後、ドパーッと広がってしまう。

ながすとしても、そこにある程度の疑問の余地を残して示しておくのが「情報発信者のエチケット」でしょう。

海外の新聞記事を読まれれば(情報発信だけの記事はのぞきますよ〜)、すぐに気づくとおもいますが、必ずと言っていい程、ある一定の疑問の余地をそこに載せているんです。これ、かなり重要なことです。読者も、一義的な解釈ではなく、多面的な解釈をそこで得ることができます

今回の震災でも、どこぞやの学者が断定的に持論を語り、その後で間違いを直す……といったことが見られたように思います。どこからかデータを引っ張りだして来て「こうこうだから、放射能汚染もこの範囲までは安全だ」と断定する。

しかし、不測の事態が起こったらその断定はどうなりますか?
断定するからには、それなりに責任を持ってほしいものです。

間違いを正すこと自体はとてもいいことです。
ですが、取り上げる内容によっては、「後で」正しても遅いこともあります。

日常の生活に深く関わるような事柄に、「〜〜は間違っている。過去の事例からもこうすべきだ」との意見を述べる学者がいます。ですが、それが今の時代に最適な方法だと見なしているのは、その学者だけだったりするわけです。専門家は最前の方法を知っているけども、それをした所で発言力のある人に何を言われるかわかったもんじゃない。

結果、措置がおくれてしまい、被害が甚大になってしまうこともあり得るでしょう。

これは、理系的な考え方の特徴なのかもしれませんが、ほとんどの理系学者は白黒をはっきりさせることはしない。なぜか? 持論の「欠点」を把握しているからです。
自分の発言内容が全て正しいわけではない。こういった条件のもとだと、こういった結果が起こりうる。そこまで考えると、断定することは出来ない。

「逃げ」に聞こえる人もいるかもしれません。
国を引っ張っていくリーダーがこんなことを発言したら、国民は不安がるかもしれません。

ですから、トップは予防線を張った措置を講じるんです。
ちょっと大げさだと思うくらいの措置を選択する。ギリギリのラインで物事を解決することが出来ればカッコいいですよ。でも、それには相当なリスクが伴います。

いくらお金をつぎ込んでも、人の命には変えられません。
ちょっと大げさじゃない?そう思うくらいがちょうどいい。っと勝手に僕は思っています。


っと、少し愚痴っぽくなっちゃいました。
プロの仕事はやっぱりプロが一番良く知っているのは間違いない。
とくに、他の誰かの命や生活に深く干渉するような内容の事柄については、専門家に任せてほしい。
横やりが入ることで、どれほど彼らが動きにくくなったか、そのおかげで命を失った人もいるかもしれません。

専門的な分野に素人がズコズコ入って「自慢の知識論」を広く大衆一般にさらけだすべきではない。プロがいるんだから、プロの任せれば良い。彼らの行動を上から目線で非難するのではなく、暖かく見守ってあげることも大切なんではないでしょうか?



最後に……
情報リテラシーのなさ。これは、今後の世界像を考える上でも心配な材料です。
これは何も若い世代だけのことではなく、広くネットで情報を発信している人たち全般に言えること。


ソーシャルは「つながり」を作ります。
そのつながりは、新しい世界を築いてくれるかもしれません、
ですが、同時に自分がしたことがどこに繋がるのかそこまで考えてほしい。
よかれとしてしたことが、はたしてどんな結果を招いたのか。
慈善だと「勝手に思って」したことが、時に当事者たちを困らせる結果になることもある。
今後、同じような災害がいつ起きるかもわかりません。

それまでに、なんとか情報のリテラシーを築いておきたいものです。

2011年7月6日水曜日

古典にみた【ある】鑑賞方法

7月に入って、身辺が少し落ち着いて来たこともあり、のんびり芸術鑑賞の時間をとることに。現代アートにするか、古典にするか迷いましたが、疲れを取るという点で、古典を選ぶことに。新国立美術館で開催されている「ワシントンナショナルギャラリー展」の鑑賞記録を少し綴りたいと思います。



「ワシントンナショナルギャラリーが所有する印象派の作品83点を集めてみました。ぜひきてちょうだい」と言わんばかりに有名な画家さんの作品が並んだ本展示。そのためか、
「有名な作家の作品ばかりだし、いかなくてもいっか〜」と避けてしまう人も多いのではないかなと思います。僕自身、「まぁ今回は見過ごしても良いかー」と思っていましたが、
友人にひどく勧められたので、しぶしぶ脚を運ぶことに。で、鑑賞し終わって、大満足すると。まったく、展示というものは脚を運んでみないとわからないものですね。

今回の展示作品は、その作家名こそ有名だけど、新しい発見がたくさんありました。「おぉ、ルノアールはこんなタッチでも描けたのか〜」「バジール、生きてりゃ間違いなく巨匠の一人になっていただろうなぁ……」「モネさん、光に溢れた時代の作品もまた、素晴らしいかったです」

注目すべきは、各々の作家の作品が一点だけではなく2点以上(一点のみの作家は二人だけ)展示されているところ。とりわけ、絵とその絵が描かれた年代の関係性は見逃しちゃうと勿体無い。

なぜそんなことを言うの?

それは本展覧会の作品構成を見ればすぐわかる。若い頃に描いた作品と、後年、画家として成熟した後に描いた作品では、筆のタッチ(緻密に細いタッチからダイナミックな勢いのあるタッチに変わった作家もいる)、構図の取り方(後年になるほどあえて特殊な構図を取っている作品もある)、配色の選定と、そこに観られる「大きな溝」。

肉体の老化・精神面の成熟・人生経験の積み重ねetc……それらが作品に及ぼす影響は、計り知れないもの。死にたい気持の時に作る作品と、めっちゃハッピーな気持ちのときに作る作品では、たとえ同じ人の作品でもがらりと絵の雰囲気が変わる。時にとんでもないオーラを纏う作品に出会うこともあるし。時に、本当にこの画家がかいたの?と疑いたくなる作品にも出会うこともある。不思議な題材/構図を持つ作品に出会って笑みを浮かべてしまうかもしれない(僕です)。そんな作品にであったときに、「何でこないやねん?」と疑問が出るようになって来たら占めたもの。その疑問をもとに、作品の楽しみ方は無限大に広げられる。

作品単品で鑑賞するのもいいが、作品群として鑑賞すると、あたらし「出会い」を手にすることが出来るはずだ。もっとも、その出会いを味わうためには、多少の勉強はしておきたい。とりわけ、歴史ある作品には、豊富な考察と解説が用意されている。

だけど、知識が多分にあるがために、新しい発見の目を積まれてしまうこともあり得る……。そこで、僕は次の3ステップで作品を鑑賞するようにしている。1、全てを取っ払った状態で純粋に鑑賞する。2、作品が描かれた背景と照らし合わせて鑑賞する。3、自分独自の(もちろん、そこで表現することばは借り物でかまわない)作品への思い・考察を作り上げる。

このステップを踏まえれば、美術鑑賞はいっそう有意義で楽しいものに変わるはず。
素晴らしい作品を観て、感動して、その良さを伝えることばが「すごかった」だけで終わらせるのはちょっと勿体無い。自分が感じたこと・考察を「ことば」に落とし込むには時間がかかるかもしれない。けど、それができると、美術鑑賞はいっそう楽しいものになるはず。


最後に僕の目に留まった作品をいくつか紹介しておきます。
マネからは、「プラム酒」。

何がすごいって、配色と構図がもう、本当にありえないくらいに、バランスが良い。
肌色の女性が、ピンク色の服を着て、背景には紅いソファーがあるわけです。そして、左端のテーブルの脚が深い緑色で描かれているわけですね。
同系色を三つも重ねると、どうしても色が持つエネルギー(この作品では赤です)に染まりやすいのですが、補色をさし色に持ってくると途端にエネルギーのバランスが中和されるんです。もちろん、配色の量・構図の置き方もとーっても大切になってきます。その点、この作品が持つ配色バランスには大きなインパクトを感じました。



ベルトモリゾからは作品群。
今回の展示は1869年の作品が2点、1884年の作品が1点展示されていました。1869年の作品は、いわゆる印象派っぽい(マネの交友ではありますが)描画技法を用いている一方、1884年の作品にはその面影は無く、筆のタッチは粗め、配色も大味に。後者の方が、よりモリゾらしい表現技法かなと。前者はまだまだ画家として修行中の作品でしょう。しっかりと対象を捉え、絵画に落とし込んでいく能力を身につけた上で、独自の技法を身につけていくのは、画家の鉄則。マネの展示作品「スパニエル犬」をみても、それは実感できると思います。


ゴッホからは「薔薇」。
タイトルの「薔薇」から、その作風は紅い薔薇と白い薔薇が混ざった感じかな〜と思い浮かべる方が多いのではないかと思います。ですが、ゴッホが描いた薔薇は白一色のみ(光の加減か、青っぽい薔薇もみられます)。そして、驚くべきはその背景。なんと薄い緑色。
タイトルがなければ、およそここに描かれた花が薔薇だと考えるのは難しいのではないでしょうか?作品の完成度も異様に高いように感じました。先に述べたマネ同様に、中心の壷がもつ薄いゴールド色との配色対比が素晴らしい。
ただ、薔薇というタイトルには似つかわしくない「薔薇」ですが、独特のタッチと、天才的な配色バランスはゴッホだからこそなし得tmのでしょう。一点、気にかかったのは生気に満ち満ちていること(ゴッホのいわれと異なりますね)。なんでも、この作品は病院から退院する直前に描かれた作品だとか。ゴールド色の壷に生けられた白い薔薇と緑を主とした作品構成に、春の草木の息吹を感じとれた次第です。本展覧No.1のお気に入り作品でした。

休日だったこともあり、鑑賞者数も相当数いました。もし、ゆっくり鑑賞したいならば、平日に鑑賞することをお勧めします(※金曜日は20時まで開館)。


2011年7月4日月曜日

そろそろはじめまーす。

長らくお休みしていたブログも再開であります。
いやはや、人間、充電期間は必要ですねぇ。アホみたいに集中して何かに取り組むのもまた、人生の醍醐味です。というわけで、プログラミングにちょっとはまっていました。

iPhoneアプリも作ってみましたので、ぜひご鑑賞くださいませ。
1ヶ月半で大まかなオブジェクティブCの流れを把握して、2週間でアプリを作り上げる。結構な労力が必要でしたが、良い経験になりました。

で、色々アプリについてしらべることで見えて来た、今後のアプリ展望について少し綴りたく思います。

■アプリ単体でお金を稼ぐことは難しい。
 アプリをダウンロードしてもらい、利益を確保しようとと考えている企業はちょっとビジネスの方向性を変えなければいけないのではないかと思います。相当に面白いゲームも無料で提供されている昨今です(モバゲーとか)。そこで、お金を撮るのはちょいと難しくなるでしょう。スクゥエアやコナミといった知的財産/資本/信頼のある企業は別ですけどね。
もし、小さな企業が作るならば、相当にコアなアプリではないでしょうか。医学関係のアプリとか、会計関係のアプリとか。こちらは、勉強したい人がいるので、マーケットはもう、本当に誰が買うねん?と疑いたくなるくらいのアプリ以外は、無料にならざるをえないと思います。


■どうやってダウンロードしてもらう?
アプリは誰にでも作れる時代になるのも時間の問題。ホームページが誰にでも作れるように、アプリも誰にでも作れるようになるのではないでしょうか。制作ツールもどんどん簡単になってきていますし。そうなると、アプリが氾濫することに。
そこで何も新しいものを提供できなければ、アプリはデザインで勝負するしかありません。スタイリッシュさ、かわいさといった要素ですね。「アイコンかわいいからでぽちっ」を狙う感じです。もっとも、この点についてもそれなりのアイコンを作れるデザイナーさんはたくさんいますので、容易に作ることはできるのではとも。
アイコンのデザイン性の競争。そこに至ったとして、ハイレベルなデザインのアイコンがたくさん出てくると、どうなるか? アイコンのデザインでも競争力がなくなっちゃうわけです。どこかで聞いたレッドオーシャン状態に。いや、ほんと言うともうなっているんですけど(笑)。
で、みなさんどうするのか?というと……何もしなくなる(笑)。ダウンロードすらもしなくなる。今あるアプリでも十分楽しめちゃう。どこからか面白いよ〜と耳にしたアプリ以外は、ダウンロードしなくなる。
まぁ、最終的にはそんな状態になっちゃうんじゃないかなぁ。既に、僕の周りでもそんな人は結構出て来ています。使うアプリはFacebookとTwitterくらい。


■ソーシャルとの連携
アプリを作って稼ごうと思うならば、ソーシャルを外すことは出来ません。ソーシャル要素を上手く組み込み、たくさんの消費者に使ってもらって、アプリを介して広告料をなんとか稼ぐ。このモデルで勝負していくしか無いのでは。広告のベースとなるコンテンツに何を持ってくるかがとても重要になってきます。それ次第で、広告の仕方や種類(クーポンなのか、アフィリエイトなのか、契約なのか)も変わってきます。そこを上手くトータルいにデザインしたアプリを提供できなければ、どこかの大きな企業のアプリ制作に回った方が賢明な選択でしょう。
ただ、こんなアプリも作れますよ〜という「自社宣伝」アプリはつくっておいて損はなさそうですけども。


とりとめも無く綴りました。
まとめますと、
■アプリ市場への参入者が増加 → ■新規性あるアプリの枯渇 → ■デザイン性・UIで勝負 → ■デザイン性だけのアプリの増加 → ■消費者の「飽きた〜」感の増殖 → ■積極的に新しいアプリを探さなくなる → ■ダウンロードなんかしてらんねぇ。
ってな感じです。

ただ、お金を稼がなくてもいいという条件であれば、アプリの可能性はまだまだ広がります。街を歩いていれば、至るところでヒントが舞い込んできますよ〜もっとも、僕の思考が全てをアプリにつなげる癖をつけてしまったためかもしれませんけど。

2011年3月31日木曜日

2011 3/20~3/26 紹介記事。

おっと、また遅れてしまった要約紹介。
まぁ気になさらず…。

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3/20 The Scariest Earthquake Is Yet to Come ~NW~
地震が地震を誘発する。確かに、ピン止めしているところに衝撃が加われば、ピンは外れやすくなります。東北地震のあとに起こった長野の地震も、誘発によるものではないでしょうかと。さて、アメリカ西海岸のプレートもピン止めが外れるのでしょうか?少し、懐疑的なところもありますが・・・。
ともあれ、日本の被災者への支援体制は世界的に称賛されています。が、それでも足りないのも事実。できる限りのことは実行に移していきましょう。

The Scariest Earthquake Is Yet to Come
by simon Winchester
Published: The Newsweek 13 March, 2011
単語数: 899words

【150文字要約】
米国西海岸の地震について。地震と地質学との関係性は深く、その地形によって災害の程度が大きく変わってくるとのこと。また、確固とした科学的根拠には欠けるものの、一年前にチリで一ヶ月前にニュージーランドで大地震が発生していることから、次はアメリカ西海岸で大地震が発生するのではと懸念する声もでている。
(147文字)

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3/21 Scientists Project Path of Radiation Plume ~NYT~
米国の原発の放射能汚染に対する対処です。ちょっとやりすぎじゃないかと思うくらいでちょうど良いものです。とりわけ、人命が関わるときは、これくらいに大々的・徹底的にやるべきでしょう。

Scientists Project Path of Radiation Plume
by William J. Broad
Published: The New York Times 16 March, 2011
単語数: 814words

【150文字要約】
日本の原発と放射能について。過去にチェルノブイリ原発の放射能がアメリカ西海岸まで達した記録から、今回の日本の原発にも同様の懸念を示している。これを受け米国機関は日本・世界各地の放射能を測定できる体勢を整えたとのこと。また、日本に放射能探査装置を配置し世界に向けて放射能の情報を発信していく意向を示す。
(150文字)

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3/22 The Spirit of Sharing ~NYT~
美術館も新しいことに積極的に挑戦しないと、お客さんを獲得できない時代。今後、リアルとネットを上手くつなげ、今までにない展示スタイルを提供してくれることが期待されます。

The Spirit of Sharing
by Carol Vogel
Published: The New York Times 16 March, 2011
単語数: 1303words

【150文字要約】
美術館の新しい試みについて。米国の美術館はソーシャルメディア導入による新しいサービス提供に奮闘中。来場者との積極的なコミュニケーションを取り入れ美術館に創造性を吹き込みたい意向。ある美術館ではサイト訪問者数が来場者数を大きく上回ることから、コンテンツを充実させ来場者数の増加に繋げていきたいとのこと。
(150文字)

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3/23 Degrees of Influence? ~NYT~
ビジネス界で賞賛を浴びる人たちの中には、大学をまともに卒業していない人もたくさんいます。でも、やっぱり大学を出たほうが、収入は安定しますよね。ふむ、大学の目的を今一度考え直すときでしょう。

Degrees of Influence?
by William D. Cohan
Published: The New York Times 16 March, 2011
単語数: 1112words

【150文字要約】
学位と世界で尊敬される人の関係について。統計でみると学位と年収に相関こそあれ、世界で尊敬を集める人の多くが大学をまともに卒業していない点は興味深く、投資銀行ゴールドマンサックスも20世紀半ばは学位のない二人のトレーダーが運営していたとのこと。大学で得られるものが何に繋がるのか再考すべきではなかろうか。
(149文字)

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3/26 A Price Too High? ~NYT~
地震と原発―利益と環境負荷と雇用。原発推進にせよ反対にせよ、『リスク』が伴うのは間違いありません。ちょっと反対派が優勢な情勢になっています。 

A Price Too High?
by Bob Herbert
Published: The New York Times 18 March, 2011
単語数:

【150文字要約】
日本の地震と経済・産業の方向性について。日本で起きた大地震により原子力発電の危うさが露呈した。費用・地球環境への負荷軽減を重視するのか、それとも国民の安全確保を重視するのか。また、原子力産業には3兆円もの莫大な資本を投じる必要性があることからも、この産業に対する風当たりは一層強まりそうな気配だ。
(148文字)

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それではまた近々。

2011年3月24日木曜日

"Thanks" to my Colleague Would be a Key factor, Now !

甚大な危機に直面すると日本人は団結力が高まる不思議な国です。普段は素っ気無いんですけど…3//10日に起こった地震でもそうでしたが、迅速に協力体制が築かれるのは凄いことだと思います。しかも、民を主に『何かできることはないか』と考え、香道に移そうという思いを持っている人が多いことにびっくりしちゃったり。普段からこの行動力があるとまた違った強みになるんでしょうけれど……。さて、被害もかなりのものになっています。何か、僕も行動に移せると良いんですけど…寄付に加えて、もう少し違った“カタチ”で協力できる何か、起こしたいです。いや、思いは実行に移さねば。起こしましょう!

意気込みを行動に移さないと、何も起こらないんですよね。ちょっと皮肉に受け取られるかもしれませんけど、『こうすれば良い・こうしよう』と考えるのは簡単で、それをカタチにして、実行まで持っていき、成功に結びつけることは本当に難しいことです。政府の対応一つとってもそう。迅速かつ的確な判断が要求されますが、それは本当に難しいことなんですよ。何せ、経験していないですから。アタマの中の想定は所詮想定。実際に蓋をあけてみないと何もわからない。

地方によって、どのような対応をとれば良いのかは変わってきます。そして、被害の程度・今後どういった二次災害が想定されるのかまで考えると、選択肢は無数に広がります。選択肢は結構すぐに考えることができるんですが、その後、どの選択肢を選ぶかは本当に難しい。被災民にどれくらいの負担を強いることになるのか、救助隊員の人数・安全は確保できるのか、支援物資の供給と被災民の体力・移動の容易性はどれほどかetc。もう数え切れないほど。

危険の度合いなんてどうなるかわからない。『過剰な非難を強いるのはどうか?』なんて声もたくさんありましたが、過剰で良いんではないでしょうかと僕は思います。二次災害まで想定すると、過剰に非難させるに越したことはない。仮に過剰にする効果が無かったとしても、それは結果論です。反対に過剰な対策を採らずに、被害が甚大になっては『なにやっとんねん』です、本当に。

なので、あんまりつべこべ言わず、最悪の事態を想定しておくのが一番。レバレッジなんて考えて動いていては駄目です。あれはあくまで『金融』のお話。利益無視・効果無視で、資金をどっぷり投入しましょうよ。日本人はそれくらい多めに見れる『国民性』を間違いなく持っているはずです。

っと前置きが長くなりましたが、いつもの一冊紹介を。今日は洋書をご紹介。

商品の詳細

『The Thank You Economy』のタイトルをみて、日本人について書かれた本かと疑ったのは私だけではないだろう。直訳すると『ありがとうの経済学』といったところであろうか。この「ありがとう」であるが、世界的にみて日本人の「ありがとう」はちょっとした名物とすることができよう。スーパーで買い物するだけで定員が「ありがとう」と笑顔で言ってくれる国は数えるほどだ。

お客さんに対して「ありがとう」の精神を示すことに日本人は非常に長けたものをもっている。しかし、組織の中ではどうだろうか?これを象徴する言葉は、よく言われる「最近の若者は――。」だろう。戦後の日本経済を世界一(今は3位)にまで引っ張り上げた経営スタイルは「怒号・激務・褒賞」によるものだったようである。生きることに精一杯かつ生活の変化が著しい時代、目の前のことに邁進した結果がすぐに見える時代であれば、このスタイルも通じたのかもしれない。しかし、今の時代でもそれは通じているのだろうか…若者の離職率、鬱患者の数、自殺者数を鑑みるに、どうもかつての経営スタイルはうまく機能していないようだ。

では今の時代にあった経営スタイルとはどういったものか?「怒号・激務・褒賞」に変わるスタイルといはいったい何か?どうやら、正反対に近い経営スタイルが今の時代にはマッチしているようである。具体的には「賞賛・短時間労働・やりがい』が挙げられるだろう。今の時代に合う経営スタイルを築くことに成功した企業は総じて高収益・高成長率を挙げているのも間違いない。米国でいえばZappos、日本で言えばクックパッドあたりだろうか。従業員が働きやすい・満足のできる環境を整えることが、そのまま企業の収益に結びついているのは注目すべきところだ。

さて、上に挙げた経営スタイルを取り入れている企業はまだまだ少なく、設立年数の若い企業を中心に明かりがぽつぽつと光っている程度だろう。とりわけ、大企業になればなるほど、新しい経営スタイルを取り入れるのは難しい。昔の成功体験があるため、どうしてもそれを信じ、新しい風を吹き込むことには躊躇してしまうのは仕方ないだろうし、昔からのスタイルで十分に利益を出せている企業もたくさんあるのも事実である。無理に変革して経営が傾いては元も子もない。

ここ数年、日本企業の世界進出が加速している。世界で通用する・成長していく企業を築くためには、経営スタイルにも一貫性が求められよう……が、果たして全世界で古い経営スタイルを貫くことはできるのだろうか?世界の流れは新しい経営スタイルに流れている。ガラパゴスを貫くことで“差別化”をはかる作戦は、どうも通用しそうになさそうだ…今後、日本企業はどのような舵取りをしていくのか。とりわけ、大企業の経営スタイルには注目していきたい。Topの意向が変わればfollowerもすんなり応じる日本人特有の“チカラ”こそ、発揮すべき時ではなかろうか。

※なんか企業論っぽくなっちゃいましたが、本書はSNSの使い方に主眼を置いた一冊です。商品・サービスの提供に当たっては一人一人のフォロワーを大切にすること、BtoBの企業も積極的にSNSに参加・利用すると大きな利益を呼び込めること、企業文化を明確にして広く仲間・消費者と共有することなどなどについて書かれています。内容そのものは、それほど目新しいものはありませんが、BtoBのSNSの使用例は参考になりました。『DellがCMを流す』理由に通じるものがありますね。今後の事業推進にあたても、SNSの有効活用は大切な戦略になってきます。広く学生から社会人まで読んでおいて損はない一冊かとおもいます。

2011年3月21日月曜日

2011 3/14~3/19 紹介記事。

海外英字記事より興味深い内容を Pick up し、150文字に要約しました。
3/14~3/19の紹介記事はこちら。

※New York Timesばかりですいません・・・。

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3/14 More Foreign-Born Scholars Lead U.S. Universities ~NYT~

日本の留学生が減少する一方、他国の学生は増加しているとはよく聞きますが、学者の数・学長の数にも同じ傾向が起こっているもよう。大変興味深いと同時に、脅威ですね。

More Foreign-Born Scholars Lead U.S. Universities
by Lisa W. Foderaro
Published: The New York Times 9 March, 2011
単語数: 1107words

【150文字要約】
米国大学と海外生まれの学者について。米国の大学では学生数に加えて学者数にも海外生まれの人が増加中。とりわけ英語を公用語とする海外国の学者は多いが、米国アカデミーに属すまでの経緯は様々で英語を全く話せない所から始めた人もいる。海外出身者の学長就任は、諸外国の大学と深い連携をとることを可能にするだろう。
(150文字)


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3/15 Appeal of iPad2 Is a Matter of Emotions ~NYT~

先日も紹介したiPad2、その機能を英語で知るには適した記事です。で、iPadの強みについては、やっぱりコストが大きいみたいですね。

Appeal of iPad2 Is a Matter of Emotions
by: David Pogue
Published: The New York Times 9 March, 2011
単語数: 1288words

【150文字要約】
iPad2の特徴と強みについて。iPad2は消費者に対しスペック等の合理性ではなく手にした時の感情に訴えかける。前モデルからの大幅変更こそないが、手持ち端末として軽量化・薄肉化・スピード向上は満足のいく内容。全ての機能を搭載しないApple端末が市場でシェアを獲得できる要素として、端末の綺麗さ・アプリなどが挙げられるだろう。
(148文字)


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3/16 Dumbing Deficits Down ~NYT~
米国が直面する問題はあまりに巨大。弱者を救済すると国は崩壊し、救済しないと国は大混乱に。さて、どうすればいいのでしょう?複雑に入り乱れた問題が多すぎますね…。

Dumbing Deficits Down
by Paul Krugman
Published: The New York Times 10 March, 2011
単語数: 789words

【150文字要約】
米国の医療予算について。米国政府は将来の高齢化の懸念も含めて医療予算の縮減に取組むが、直面する問題は巨大とのこと。解決手段として病気になるのを防ぐ・適切な医療処置を行う等が考えられるが、国の焦点は予算削減だけにあてられている模様。医療のほかにも解決困難な問題は多々あり、米国の前途は多難に満ちている。
(150文字)


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3/17 New View of How Humans Moved Away From Apes ~NYT~

猿人から原人へ進化するにあたっての大きな変化はなんだったのか。流行のSNSの本質とも関係してくる内容です。

New View of How Humans Moved Away From Apes
by Nicholas Wade
Published: The New York Times 10 March, 2011
単語数: 959words

【150文字要約】
猿から人への進化について。狩猟集団は親しい血縁で構成されるとする従来の考え方を覆す研究結果が報告された。チンパンジーには雄はグループに残り、雌はグループを去る傾向があり、人の祖先も同じ傾向を持っていたとのこと。他人と親密になり、土地柄を学ぼうとする姿勢は、社会の形成・知識の修得に一役買っている。
(148文字)


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3/18 Reactor Design in Japan Has Long Been Questioned ~NYT~

地震で亡くなられた方にはお悔やみ申し上げます。寄付以外に力添えできないのがなんとももどかしさを覚えます・・・。
今回紹介するのは原発の構造についてです。色々と言われていますが、プロの仕事に口出しはしないほうが良いです。ちょっと知識をつけた素人が一番めんどくさい。非難しても何も生まれません。静観して、良い結果を残してもらいましょう。

Reactor Design in Japan Has Long Been Questioned
by Tom Zeller Jr.
Published: The New York Times 15, March 2011
単語数: 1150 (※リンク先は補正後の文章)

【150文字要約】
原発のリアクターの設計について。東日本大地震で問題となっている原発構造は、他の構造より安全性が高いと考えていた一方、その脆弱性が指摘されていた記録も。GEは、小型化によりコスト削減と施工期間短縮が可能になったが、リアクターの制御容易さを犠牲にしたと述べ、今後の展開次第で設計を変更する意向を示している。
(149文字)


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3/19 Publisher Limits Shelf Life for Library E-Books ~NYT~

電子書籍の貸し出しはどうやってするのか疑問に思っていましたが、今ある方法とそれほど大差はないようです。ただ、足を運ばなくて良いのは魅力的ですね…。特にサラリーマンにとっては便利この上ないはずです。

Publisher Limits Shelf Life for Library E-Books
by Julie Bosman
Published: The New York Times 14 March, 2011
単語数: 1135words

【150文字要約】
図書館の電子書籍の取り扱いについて。図書館は電子書籍の貸し出しについて書籍と同じサービスを提供しているが、図書館に足を運ばず借りられるため利用者が増加中とのこと。これを受けてか、売上減を懸念する出版社は閲覧回数に制限を設ける方針を示すも、図書館関係者は困惑の色を示し、他の解決策を望む声がでている。
(149文字)
それでは また近日。

2011年3月20日日曜日

The Way How to "color" the Title Matter is the Matter.

3月も瞬く間に過ぎていきます。本年度も終わり・・・いやはや、激動の一年でした、いろんな意味で。来年度はさて、どうなるやら。積極的に新しいことに挑戦する心を持つことは大切ですが、あんまりにも1人で突っ走るのも危険。迷って考えて、それでも迷うならば、周囲の仲間にお話を聞いてもらうことが大切ですね。うむ、われ、今一度、心得よ。

さて、先日、コピペの問題を取り上げた英語の文献を読み、「あぁ、世界中で同じことが起こっているんだねぇ」と、半分呆れて、半分安心(日本だけじゃない)した気分になった、書くことには口うるさいオトコえびすが紹介する一冊はこちら。

巨大翼竜は飛べたのか-スケールと行動の動物学 (平凡社新書)

翼竜は飛べなかった?この議論を耳にしたのは、私がまだ大学院生(2009年頃)だったころと記憶している。研究室の同僚と、「どうなんでしょね?」と色々語り合ったものだ。紹介されている論文を読み(大学は無料)そこで私たちが出した結論は、「あぁ、確かにこれは飛べないかもね」というものだった。

本書の執筆者は当時、上記論を発表した異論の(?)研究者だ。バイオロギングを駆使して、世界各国の生物の生態・行動調査を行っており、徹底して生データの取得に勤しむ姿が、私の目にかっこよく映るのは、自身が理系出身者だからだろうか。時に危険を顧みず、従来の考えを疑ってみる姿勢は、一流の研究者は皆備えているものであり、既存の論の流れを大きく変えてしまう画期的な論文を書くことが出来る稀有な存在でもある。誰しもがそうあると信じていたことを疑うだけでも相当な精神力と洞察力が必要だが、それ以上に、自分の思うことを確かめるために、どんな実験を重ね、どのような結果を得られれば立証できるのかを緻密に組み立てられる論理的思考力・構成力こそ、目を見張るべきであろう。

いつも通りの前置きが長くなり恐縮だが、本書の内容に移りたく。
翼竜が飛べたかについては、正直最後の章を読んでいただければよい。飛べたか飛べなかったかの「答え」だけを求めるのであれば、そこを読むだけで十分だ。しかし、そのような読み方をするのは少しもったいない。第一章から最後の章までが、見事につながっている。第一章では、ペンギンの研究結果をもとに、『筋力と体重の関係』が綴られ、第二章では亀の研究結果から、『ヒレ(翼)を動かす周波数(一秒当たりの回数)と体重の関係』について述べられており、第三章ではマンボウを例に『筋肉の重さと仕事エネルギーの関係』が、第四章ではヨーロッパヒメウを題材に『揚力と重さと飛行可能性』について書かれ、第五章では『揚力と翼面積と体重の関係』について触れられている。
これら全ての関係が、第六章の翼竜は飛べたか? の議論に活きてくる。いきなり、翼竜に話を持っていくのではなく、うまく伏線を張り、他の研究結果を面白く紹介しながら、話を主題に収斂させていくテクニックは凄いとしか言いようが無い。

普通に翼竜だけを取り上げて書こうと思えばかけたであろうが(巷に転がる恐竜ネタはたくさんあろう)、あえてその選択肢を取らず、翼・ヒレをもつ生物全般にわたって翼竜の飛行不可能性を論じている点も見過ごしてはいけない。『翼竜のフレーム』ではなく、『翼・ヒレをもつ生物』のフレームで語るからこそ、説得力が格段に上がるのだ。広く理系の学生は、本書のような論構成を是非身につけていただければと思う。もちろん、自身も身につけなければいけないわけではあるが。

さて、本論も面白いのだが、実はコラムが相当に秀逸である。とりわけ、著者の研究室の青木かがり氏の行動には頭がさがるだろう。富士山に登って、クジラを探す…並大抵の研究者魂でなければ出来ない技だ。

※久しぶりに心躍る科学系の書籍を読ませていただけました。いやはや、著者のように徹底して現場主義の姿勢を貫けるのは、一つの天性でありましょう。大学の研究室に閉じこもって研究するばかりが研究ではありません。積極的に外の世界に足を運び、自然の中で生のデータを採取することも素晴らしい研究です。外の世界にでるほど、外部の研究者・専門家・研究仲間と触れ合う機会も増えて、良いネットワークを築けるんではないでしょうか?へんなしがらみもふえそうですけどね。理系の学生は是非読んでくださいませ。将来、本を書くときに役に立つかもしれません。