春の陽気は何処へやら。来週いっぱいは寒い日が続くようですね。体調には気をつけましょう。健康が一番、健康な体あってこそ様々なステージに挑戦できるのですからね。ま、僕の心は年がら年中寒々としていますけど。そろそろ心温まる場所に落ち着けるよう努力しないといけんです。
さて、こころを暖めてくれる人募集中なえびすが送る今日の一本はこちら。
「OZの世界につなげば、さまざまなサービスを受けることができます」
アカウントを作り、アバターを設定する。アバターを介し登録者はOZの世界の様々なサービスを受けることができる。提供されているサービスは娯楽だけではない。ビジネス、公共機関、医療サービスetc。仮想空間の世界、そこはもう一つの「リアルワールド」といえよう。
サマーウォーズの世界では、みな便利なサービスになれすぎてしまっている…そこに混乱を生じさせたらどうなるか?例えば、アカウントを乗っ取ること。JRのアカウントを乗っ取れば、JRのダイヤを乱すことができる。大統領のアカウントを乗っ取れば、世界戦争の勃発も可能だ。
知識欲をもつハッキングAIをOZの世界に放つ。AIは本能の赴くままに、様々な知識を吸収していく。悪意はない、善意もない、その判断がつかない。ただ闇雲に「楽しいこと」だけを追い求めていく…ある研究者が作ったAIに興味を示した国防省が。その真価を計る目的でOZの世界にAIを放った。
善悪の判断がつかないものとしては、無邪気な子供を創造してもらえればよい。子供の知的好奇心は凄まじい。止めるものがいなければ、彼らは我々がいうところの悪事をいたるところで繰り出すことになる。反面、それに相応して善事もなすのだろうが…。子供たちに非はない。そもそも、善悪の価値観は我われ人間が勝手に作り上げたものだ。
AIに組み込まれた知的好奇心が意味するもの、それはAIの「知の成長」だ。「知の成長」が何をもたらすか、それは「満足の不足」である。みなも経験ないだろうか?あるステージを乗り越えると、さらに高いレベルのステージに進みたくなる欲求、よりスリルのある、でっかいことを成し遂げようとする欲求である。
ある意味、OZに放たれたAIは人間本来の姿に近いのではないだろうか。ただ、このAIには、誰かに認められることの「快感」が組みこまれていなかった。もっとも、「知的欲求」と「認知快感」のバランスを規定するのは難しいことではあるが。我われは、映画「A.I」で人類の最終形態を垣間見た。「サマーウォーズ」では人類の「ネットワーク=つながり」を垣間見ることになろう。
※サマーウォーズの世界に見出すべき点は、「ネットが混乱したら」といったことではないでしょう。ネットを介して「世界中のひとと繋がっている」ということ、そして、みなではなくとも多くの人が「誰かのために役立ちたい」と思っているということ…人間は一人で生きているのではなく、まわりの皆に生かされているということこそ、サマーウォーズが僕たちに教えてくれることです。心温まる物語です。
