はてさて今週末もやってまいりました、東京へ。ある意味、東京中毒症に陥ってますね。抜け出せなさそう。時間とお金をかけてお会いするからには、双方に有益な出会いでありたい。はぁ、人の生の精進にgoalなし。ただ自身の描くVisionを目指してバランスをとりながら積上げていくだけですね。変に積上げすぎると、崩れてしまうかもしれません・・・注意あれ。
今日は植松努さんのお話を聞いてまいりました。熱いねぇ、このお方。よく巷にたむろする「大量のエネルギーを消費して熱くなる人」というよりは、「最小のエネルギーで最大限に熱くなる人」という印象をうけました。
心に残った言葉を箇条書きしますと、こんな感じ。
・人はいつからか安心、自由、自信をお金基準で考えるようになってしまった。
・「自分はどーせ無理だ」・・・いつからか、日本人の多くがこのような観念を持つようになってしまった。
・義務教育とは最低限のことを教えること。そこで満足すると、最低限の人間でしかない。
・昔のヒーローは「自身を鍛えて」高みを目指したが、今のヒーローは「ゲット」することで価値観を高めようとする。
・Negative think + Hope これが最強。
自身の信念を貫いてきたお方。同じ物をつくるという分野で働いている僕にとって、植松さんの言葉の一つ一つが心に染み入りました。感謝感謝。
さて、公演を聞いた後は4人の方々とdialogを重ねてきました。結構時間刻みで組んでしまったから大変、大変。Uさん遅刻して申し訳ありませんでした。dialogでは近況に始まり、馬鹿話をして、打ち溶け合ってきたところで、各々の描くVisionを語り合いました。僕のほうからは、ここ数ヶ月の間にグーッと煮詰めてきた教育モデルを提示し、貴重な意見を発見・授かることができました。・・・dialogは素晴らしい。一人では生みだされえないモノを得ることができます。是非、皆さんも有意義なdialogを重ねてくださいませ。
あと、一点気づいたことを綴っておきます。それは、「会話のフィールド」なるもの。先日、勝間さんとひろゆきさん(2ch管理人)の対談で、勝間さんのゲストに対する態度がいかんせんよろしくなかった。ニュースなんかでも話題になっているので、多くの方もご存知かと思います。非難の矛先は勝間さんに向いたようです。まぁひろゆきさんはゲストですから、最もな話だと思いますが・・・。なぜ勝間さんが非難されているか、それは、ひろゆきさんと意見がかみ合わなかったときに、「ですから」「そうではなくて」「逆に」という相手の敵意をかうような言葉を連発していたことにあります。本来、進行役の勝間さんは、ひろゆきさんの意見を「尊重」した上で、自身の論を述べるべきでした。が、あれだけ自我の強いお人、ついつい自分のフィールドで議論をしたくなってしまう。そもそも、ひろゆきさんは勝間さんのフィールドで話をする気は無いわけで、無理やり引っ張られそうになることに不快感を抱いています。彼の発言内容・顔つきから、それはヒシヒシと伝わってきました。《良薬口に苦し》勝間さんには苦い薬となったでしょが、これを機に「他人のフィールドを尊重する」ことの大切さを認識できたのではないでしょうか。
で今回の上京で、これと同じようなことを僕も経験したわけでありまして・・・いや、そもそも僕のほうが悪かったのかもしれませんがけど・・・なんとも話がかみ合わない。なぜか?会話のフィールドがすべて自分基準になっちゃっているから、たぶん僕がですけど・・・すいません。
まず第一に自分の生活している「場」を基準に考えてしまうのはいたし方が無いことかもしれません。自分が知っている範囲のことにとらわれ過ぎ、すこしでも自分の考えに引っかかる点があると、「だけど」「ちがう」といった言葉を発してしまう。「相手の意見」に対して「興味」を示さず、「自分の意見」があくまで土台にあるという点を譲らない。そうなると、もはや有意義なdialogは成立せず、たんなる「あら捜しのための対談」になってしまいます。うむ、こまったこまった。
僕も久しぶりに「こないな気分」になったので、自身のこれまでの人生を反省いたしました。・・・はぁ、なるほど、おらぁ駄目っこだったとです。ついつい自分のフィールドに相手を誘い込みたくなる衝動にいつも駆られ、その誘惑に負けている自分が、次々と脳裏に浮かんでまいりました。相手の貴重な時間を頂いていること、自身もそれに時間を費やしていることを考えると、「有意義なdialog」を展開できることこそ最高の時間の使い方になるでしょう。
ではどうすれば有意義なdialogを展開できるのか?その秘訣は二つあると僕は勝手に考えています。一つ目が「言葉使い」。「だけど」「ちがう」という相手に敵意を感じさせる言葉ではなく、「なるほど、じゃぁこの場合はどう?」「へぇ、そんな見方もあるんだ。僕はこんな風に考えてたよ。」みたいに、相手の意見をオブラートで包み込むような言葉を用いると、相手の人も敵意を感じなくなります。二つ目が「広い知識と経験量」。およそ、誰かとお話をするにあたって、物事をたくさん知っているに越したことはありません。ひょんな話題を起点にして、話がぐーっと盛り上がることを、僕自身何度も経験しております。しかし、基点となるひょんな話題を出すのは結構難しいことです。相手の興味ある分野をあらかじめ把握しいておかなければならない・・・だけど初対面だったらそうも行かない。要求されるレベルは話し相手の技量にもよるのですが、こちらが色々なことに精通しておくに越したことはありません。でも、TPOをわきまえた上で、どの引き出しを《どのように》だすかを把握しておかなければ、これまた相手の反感をかいかねませんので注意。最強なのは、「おばかチャン」を装いながらも「膨大な知識と経験」を重ねてきた人。彼らにかかれば、どんな人も30分で打ち溶け合っちゃうでしょう。しかも、双方に有意義な時間も生み出してくれるに違いない。僕もそんな能力を手に入れたいもの・・・生唾ごっくんであります。
※最後のほうは愚痴っぽくなっちゃいました。相手の意見を尊重する・・・簡単な用で難しいことです。しかし、歳を重ねるごとに、相手を敬う能力の大切さを常々痛感させられております。一昼夜に身につくような能力ではありませんが、地道に積み上げていけば、誰もが手に入れることができる力でもあります。もっとも、僕の身の回りにいる人たちのほとんどが身につけていらっしゃるのですけど・・・僕にはまだ身についておりません・・・精進あるのみ。滝にでも打たれてこようかな。