2010年5月5日水曜日

A book change your life.

読み終わった本のうち、これは!と思うものを紹介するように心がけてはいるものの・・・改めてこれまで紹介してきた本を振り返ると、かなり僕の個人的趣向が前面に出た選書になっちゃっています。うん、自分勝手の自己満足大好き人間でごめんなさい。反省反省。

さて、建て前になりつつある反省を終え、気分爽快なえびすが紹介する本はこちら。

商品の詳細

「目からうろこ」。通常ならば、読書後にこのような気持ちを抱くものだ。しかし、本書はそんなレベルではない。目からうろこが数ページおきにやってくる・・・ページをめくるごとに、《きづき》が次々と心の底から湧き上がってくる。

本書が紹介するのは、スタンフォード大学でのいくつかの講義の進め方だ。それら講義はどれも《イノベーション》と強くlinkしている。イノベーションのポイントは、「常識を疑うこと・反対側から観ること・経験を豊富にもつこと」である。これらについては過去に取り上げた本の中でも述べられているので、《イノベーションの中身》に足を踏み入れるのは避けよう。今回は、本書のうちに出逢えた、《心に残った言葉》に私自身の自己解釈を交えた《格言》を紹介するに留めておく・・・多くの人に(特に若い人)この本を読んでいただきたい裏返しの愛情と思っていただければ本望限りなしだ。
運のいい人たちは、未知のチャンスを歓迎し、経験の無いことにも積極的に挑戦する。よく知らないジャンルの本を読み、あまり知られていない場所を旅し、自分とは違うタイプの人たちと付き合うこと。
 経験はいつ役立つのかわからない。目先の利益にとらわれず、幅の広い経験をし、予想もしない形で知識を生かせることがある。知識の幅が広がるほど、経験の幅も広がる。そして、引き出しもどんどん増えていく。
本を読むことくらいなら誰でもできる。しかし、直面した課題に取り組まない限り、それは知識でしかない。実体験を経て、人生の宝物《知恵》を獲得することができる。
「自分に許可を与える」本書の帯に書いてあったこの言葉が全てを物語る。何か新しいことを始めたい人、今の会社で新しいポジションに挑戦したい人、何らかの向上心を持つ人にとって、本書は《おいしい糧》となるはずだ。ただ、大学を卒業した人たちが本書を読むと、きっとこう口にするだろう。「もっと若い頃にこの本と出合えていればなぁ・・・」

※「出逢えて嬉しかった書籍No.1」をあげるとして、本書は間違いなく3本の指に入ります。日本の大学でもこのような教育をどんどん取り込むべきでしょう(僕の無知で、既に多くの大学が取り込んでいるのかもしれませんが・・・)。選択科目ではなくて、必須科目にしてしまいましょう。もっとも、学生をうまく動機付ける能力が先生方には求められるわけでありまして・・・歳をおぼした教授ではなく、若く感性に優れた講師に期待を抱くばかりです。ただ、イノベーション万歳に対しては、一歩引いた見解も持っておくべきでしょう。解説で三ツ松 新氏はこう述べています。「可能性にかける道もあるが地道に生きていく道もある」。・・・全ての人に《本書のような世界》を押付けるのではなく、積極的に踏み込んでくる人だけを創造的に育て上げればいい。《普通に経済がまわっている今の世界》がしっかりしていないと、新しいことには挑戦できない・・・そんな声が聞こえてきます。・・・僕の空耳かな?