さて、簡単に当日のえびすスケジュールをご紹介しましょう。
9:30 自宅を出発。・・・するも当選用紙を忘れて急いで帰宅。しっかり鞄の中に投げ込んで、いざ東大へ。
10:00 東京大学到着。久しぶりに三四郎池で思想にふける・・・おぉ、Good ideaが舞い降りてきた!流石は東大、侮れない。
10:30 あまりにも暑かったのでドトールにて時間を潰すことに。慈善で進めているプロジェクト資料を少し作って、「一億総ガキ社会」を読み始める。おや、これはまさにサンデル教授が出してきた宿題(共同体主義と個人主義)が当てはまるケースではないか!
12:30 気付けば早12:30。総ガキ社会読了。折込が激しい…こりゃおさらいが大変だなぁと思いつつも、読後の満足感に浸る。
12:45 サンデルのJusticeを復習。ベンサムの功利主義、カントの理性・尊厳・義務、アリストテレスの美徳、ミルの自由主義を中心に振り返る。それにしても、カントの理性はイマイチ腑に落ちない。僕としては理性すらも育った環境・教育・文化に影響されると考えるのだけれど…
13:55 14:00入場開始であるので、そろそろ安田講堂へ移動。おぉ、すでに100人くらい並んでいるではないか!
14:05 最後尾に並び、会場入りを待っているとサンデル教授が登場。思ったよりも小さい(笑)。…でもカッコいいんですねぇ。うっとり。
14:10 サンデル教授とともに安田講堂入り。おぉ凄いタイミング。さて、Cブロックはどこかなっと…お、結構ベストポジションではないですか。
14:15 収録が始まる15:00まで時間が余ったので、隣の人としばしご歓談。女性の方でしたが、阪大の院生で政治哲学(19世紀のフランス)を専攻しているとのこと。現在のフランスの陥る社会的苦悩について、フランス革命・移民・経済成長・出生率・国策をからめて、えびすが切り込む切り込む(笑)。いやはや、楽しいひと時をすごさせていただきました。
15:00 ようやっと収録が始まる。最初に簡単なご挨拶。まぁここはどうでもいいので割愛。
15:20 サンデル教授、教壇に立つ。いよいよ講義の始まり。
15:25 入り口はJustice教本にもある4人の遭難者のお話から。功利主義と自由主義を立てて議論を進めていく。
15:50 話は次のテーマ、イチローとオバマの年収に移る。イチローの年収は18億円程度であるのに対し、オバマの年収は4000万円程度。オバマの仕事の影響量・重圧・仕事量を考えたときに、この差は果たしてJustice的にどうなのか?
16:25 更に深いテーマに話は進む。議題は教育格差。東大の入学について、そこそこの学力がある学生ならば大学への援助をもって入学許可としていいのではないか?という議題に始まり、そもそも生まれた家庭によって、東大入学の可能性が大きく変わることに対してJusticeをどう制定するか?
17:00 ここで前半終了。20分の休憩。おや、はやくも予定を30分おしてるよ!
17:20 第二部スタート。簡単に前半のおさらい。ベンサム・カント・アリストテレスあたりですな。
17:25 議題は「道徳と忠誠心と前世代の犯した罪への責任」について。
17:40 バルジャー兄弟の例を元に、家族・社会への忠誠とは何かについて議論展開。忠誠心は難しい…昔の侍を意識すれば理解しやすいのだろうけど、現代日本社会では忠誠心にあたる場面は…多分皆無に近いねぇ。
18:00 最後の議論「前世代の犯した罪は取る必要があるのか」についての議論がスタート。いや、これ、本当に、答え、なんて、ないものですよ。非常に論展開が難しい内容。甲を立てれば乙の反撃にあう。しかも、そのロジックはしっかりしている。一方、乙を立てても、甲によって簡単に反論される。勿論、ロジックは通っている。ふむ、これこそ、まさにサンデル教授が我われに議論させたかったことですな。
19:00 盛大な拍手とともにJustice講義終了。退場時に、サンデル教授と握手♪しっかり握ってくれました♪
19:20 予定時間を一時間おして、東大の江川教授、筑波大の小林教授、サンデル教授で、今日の講義と今後のJusticeのありかたについて対談スタート。
19:45 対談終了。サンデル教授の最後の言葉「もっと広く一般市民の間でも、今日取り上げたような解決が難しい内容についても議論はできるはず。相手を思いやりつつ、どういった方向性があるのかを当事者同士の共通認識をもつことが、今後Global化が進む世界ではますます重要となってくるだろう」
ちょっと長くなりましたので、講義内容については別枠でご紹介いたします。