2010年9月12日日曜日

To build a nation, what should we know ?

ようやっと夏の終わりを感じ取れる夜になってきたなぁ…と思っていたら、また熱帯夜に逆戻り。扇風機つけて半裸状態でソファーの上で寝ているえびすの姿といったら、そらもう、見れたもんじゃないですよ。色々なお方から苦言を呈されることしばしば。まぁ時に「君もこんな姿をさらけ出すことが出来るのか!」というお褒めの言葉も頂くんですけどね。たとえ同じ物事であっても、その捉え方は十人十色で面白いなぁと感じ入るのほほんな日々を過ごさせていただいております。

さて、のほほんな日々もいいけど、そろそろ本格的に動き出さないと取り返しがつかなくなるなーと擬似焦り気味なえびすが紹介する書籍はこちら。

商品の詳細

クルド人を最初に知ったのは確か高校生の現代社会の時間だったと記憶している。背の高いサングラスをかけたダンディな教師が中東問題のところで少し脱線気味に話してくれた。当時の私が記憶に残したのは「国を持たない民族、いろんな国にだまされ続けてきた民族」といった程度の知識であった。ただ、当時から今に至るまで心のどこかにひっかかるものがあったのは間違いない。

中東問題というと、レバノンやパレスチナがしばしば取り上げられる。それぞれの問題背景は若干違うところはあれど、根幹には「報復・領土・尊厳」といった要素を、共通に持っているのは間違いないだろう。今回紹介するクルドの人問題については、いささかもう一段複雑な背景がひそんでいる。

クルド人が持つ問題は内部と外部双方に原因を持つ。内部に関しては、クルド人同士の間での統制が上手く取れておらず、それぞれの集団・派閥が独立して自分達の意見を主張している点が挙げられよう。Topが下す決断ですら、そこに私的な利益の大きさを優先してしまうことが多々あるようである。また、外部からの迫害もかなりすさまじいものとなっている。とりわけトルコにおけるクルド人に対する制裁・粛清の程度はかなりのひどさである。数週間で数千の民間人の命を奪う虐殺もあったと聞く。問題背景にはトルコが掲げる「ケマル主義(自国の文化・民族・考え方を統一することを目指す)」とクルド人が持つ自己主張の強さが「悪い相乗効果」を生み出していると考えられる。

クルド人が目指すのは「自民の建国」である。なるほど、確かに自分達の国を持つと、資源・経済・政治社会など、様々な面において恩恵を受けることが出来るだろう。ただし、同時に、民・政治の統制、持続的な経済活動、隣国との交渉・協働などの面での忍耐力・寛容力・相互理解力といったものも求められる。過去に一度、クルド人はマハーバード共和国を樹立している。しかし、それもたった11ヶ月しか存続できなかった。その原因何か?はたして再度建国をするとして、それは持続可能なものであるのか?外部要因は勿論のこと、内部の問題にもしっかりと問題解決の手立てを施さない限り、「自民の建国」は叶えられることはないだろう。

※書籍の中には結構衝撃的な写真が幾つか含まれております。なかには、ピュリッツァー賞を受賞した写真もあります。平和な国にいると生命に関わる危機意識が麻痺してしまうため、世界各国が直面する生存問題に関し、腰をすえて考えるのは難しい環境にあるのは否めません。そういう僕も考えていない一人でありますから。ですけど、考えようと思えば逸れは出来るわけでありまして…例えば休日を丸々使って勉強会を開くとか。平日とは違った形で頭をフルに使う、身体をフルに動かす…それくらい鞭打つくらいがちょうどいいのかなぁと思う日曜の午後でした。まぁ、例のごとく、思うだけで終わっちゃいそうで、なんとも恐縮なんですけどね。