2011年2月28日月曜日

2011 2/21 ~ 2011 2/26 に紹介した要約。

海外英字記事より興味深い内容を Pick up し、150文字に要約しました。
2/21~2/26の紹介記事はこちら。


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2/21 Build the Wall ~EC~
チュニジア、エジプトと続き、次はバーレーン。中東からアフリカにかけての社会情勢の変革は、中国も恐れているところ。うむ、そうなると、日本も・・・いや無理か。

Build the Wall
by Editorial
Published: The Economist 3 February, 2011
単語数: 361words

【150文字要約】
世界のインターネット規制について。中国政府は他国の情勢が、自国民の感情を鼓舞させないよう、インターネットの閲覧に規制をかけている。しかし、20年前の欧州の共和国崩壊、今回のエジプトの政権陥落では、海外メディア等から情報が世界に流出。ある学者はインターネットは世界を熱狂させ、社会変革を加速させると述べる。
(150文字)

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2/22 Phys Ed: What Really Causes Runner’s High? ~NYT~
走り続けていると不思議と「気分が高揚」して、もっと走り続けたくなること、ありますよね。なんでそうなるのか不思議不思議。

Phys Ed: What Really Causes Runner’s High?
by Gretchen Reynolds
Published: The New York Times 16 February, 2011
単語数: 742words

【150文字要約】
ランナーズハイについて。走り続けているうちに気分が高揚してくるランナーズハイの研究が進められており、マウス実験では特定の神経系を切断するとランナーズハイを示さない結果を得ているとのこと。気分の高揚など感情の誘引原因はまだ把握できないが、ランナーズハイを起こす有力な説として位置づけられている。
(146文字)

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2/23 Apple vs. the Comoners ~NW~

アップルのiPadはとても優秀なデバイスです。書籍・書類閲覧・メール作成にはもってこい。もう少し安ければ、「一家に一台」のキャッチコピーもはやりそうですね。もっとも、もっと安くても収益が出るビジネスモデルになっているんですけど。

Apple vs. the Comoners
by Daniel Lyons
Published: The Newsweek 13 February, 2011
単語数: 552words

【150文字】
アップルの電子書籍の戦略について。アップルは、電子書籍をどこで購入しようとアップルのデバイスで閲覧する場合は書籍のマージンを要求すると発表。これに対し、ある出版社CEOは、書籍を出すほど赤字になるだろうとの見解を示す。クールなデバイスの人気が続く限り、この戦略がアップルの首を絞めることはないだろう。
(147文字)

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2/24 Ethnic Differences Emerge in Plastic Surgery ~NYT~
理想の容姿・身体は民族ごとに異なるようです。メリハリのきいた身体を理想とするアメリカ人。すらりとした曲線美を理想とする日本人。膝の皺までも気にするイタリア人。・・・まさに多様性ですね。

Ethnic Differences Emerge in Plastic Surgery
by Sam Dolnick
Published: The New York Times 18 February, 2011
単語数: 1346words

【150文字要約】
整形手術と民族性について。ニューヨークの整形外科が、民族性と身体・容姿の美しさの関係性について調査。結果、各々の民族が抱く美しさの基準には、文化背景が色濃く現れる一方、メディアにも大きく影響されていることが判明。また、移民は集団文化に溶け込むために容姿を西洋化しようとする傾向があると考える教授も。
(149文字)

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2/25 Book Lovers Fear Dim Future for Notes in the Margins ~NYT~

電子書籍になっても「書き込み」そのものは可能です。ただ、それをどう保存していくのか・・・特に図書館側としては色々考慮する必用があるようです。

Book Lovers Fear Dim Future for Notes in the Margins
by Dirk Johnson
Published: The New York Times 20 February, 2011
単語数: 948words

【150文字要約】
電子書籍と本の書き込みについて。本への書き込みは、コミュニティの考え・思想を反映したもの、偉人の会話の記録としての価値を認める一方、本は教科書だとすると、書き込むべきではないとの意見も。前者の立場に立ったとき、後世への贈物として、電子書籍への書き込みをどう保存していくかに図書館は頭を悩ましている。
(149文字)

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2/26 How to Make Oatmeal . . . Wrong ~NYT~

マクドナルドのアドバタイズの仕方について、かなり厳しいコメントを出されています。「栄養がないことは知っているんだけど…でも購入してしまうんだよね」と考える人も多そうですけど。

How to Make Oatmeal . . . Wrong
by Mark Bittman
Published: The New York Times 22 February, 2011
単語数: 930words

【150文字要約】
健康とマクドナルドの商品について。マクドナルドはカロリー摂取を低価格で提供するが、消費者の身体・環境面に高価格の負担を強いている。また、店に立ち寄り、購入までにかかる時間を考えると「便利」とは言い切れず、栄養素がほとんどない商品に「ヘルシー」の看板を掲げる当該企業の在り方に筆者は否定的な態度を示す。
(150文字)


それではまた来週♪

2011年2月27日日曜日

With Innovation in Education, The-New-World could be established.

寒さもようやく落ち着いてきたように感じます。何せ2月も残すところ数日です。あと1月もすれば、九州で桜も開花し始めることでしょう。早いものですねぇ…本当に。さて、そんな春の到来にあわせて気分一新、新調したいとお考えの人はたくさんいらっしゃるはず…ですよね?僕の場合は、カーテンを変えるようにしています。え、皆さんもおなじ?ですよね…。春夏秋冬、四季折々に合わせて空間をプロデュースすることができるのは嬉しい限りです。試行錯誤しつつ、自分にあった空間をプロデュースする…うーん、結構難しいぞ、これ(笑)。

さて、カーテンで気分一新するも、友人に「お前のセンスは…想像がつかないなぁ…」とたしなめられたことを、独特のセンスを持ってると勘違いしちゃう、ちょっとめんどくさいポジティブ野郎えびすが紹介する一冊はこちら。

商品の詳細

教育に対し意識が高い人は相当な数に上る。私の友人・知人にも「日本の教育は駄目だ」と豪語する人が結構な数いる。ただ、その駄目な理由については、「教師が駄目」「教育方針が駄目」「家庭教育が駄目」…といった具合に、幾つかのグループに分かれるようである。もちろん、愚痴をこぼしているだけでは日本は変わらない。明治維新の志士たちのように、行動に移す先駆者がいてこそ社会は変革の道に歩を進めることができる。

多くの人(とかく言う私もその一人であるのだが)が抱く「教育を変えたい思い」の背景には、日本の社会を変えていくに上層(大人)からではなく、下層(若者)から変えていくしかないという思いが色濃く出ているように思う。日本の政治に如実に現れているだろうが、日本の社会をかえるにあたり、上層部に掛け合ってもなかなか承認が降りない…説得しようにも全く掛け合ってくれない…無理一辺倒…何度も体当たりを繰り返し、挑戦することは確かに大切なことである。しかし、昨今の日本情勢・世界情勢を鑑みると「時間がない」と感じざるを得ない。たとえばの話であるが、中国・インドの学生が世界市場に本格的に流出しはじめるのにあと二年の猶予しかないとして、二年後に何が起こるだろうか考えて見るとどうだろうか?2010年に日本社会が抱えていた問題に比して、なんと巨大な壁が現れたものだと嘆息している人が脳裏に浮かぶのは私だけではないはずだ。トップダウンへのアプローチだけではなく、ボトムアップのアプローチを積み重ねておくことは非常に重要なことだろう。トップダウンの壁が破れた時に、素早くそれに応じられる土台を造り上げておけば、変革のスピードはぐっと速まることだと思う。

社会を変えるになぜ若者の教育に目をつける人が多いのか?それは、若者の教育のあり方が人間(広くは大人)の考え方・習慣・知識の修得・文化理解etcに大きく影響を及ぼすからだろう。例を挙げてみよう。二つの国が争っているとする。各々の国で生まれた子どもは、日常生活の中で相手国に対する「負の感情」を、メディア/家庭/公共の教育を通じてすりこまれていく。「同胞が殺された」「極悪非道な殺人を繰り返している」…そして、自国の「それ」は美辞麗句をもって伝えられる…「命を捧げた英雄は後世にまで永遠に語り継がれよう!」「砲撃を受け、徹底抗戦!一部占領に成功!」。限られた情報しか与えられない環境においては、受け取った情報は「間違いはない」と決め付けてしまうのも無理はない。そして、若い時代に刷りこまれた考え方・習慣は、歳を重ねるほどに一意の「それ」に凝り固まってしまう人が多いことだろう。この域まで達してしまった人は自我が確立されて、ソトからやってきた人が異論・議論を差し出そうにも、断固と拒否し対話に至ることができない状況がしばしばあると聞く。自身のフィールドから外に出ることを極端に嫌う…まぁ、これまで築き上げてきた思想を壊し、新しい見方を身につけろというほうが無理な話ではある。その点、自我が比較的不安定な若いうち(考える気力・思いが『まだ』ある時代とも言えるが)に異なる見方・考え方に触れる機会があれば、多様な考え方を身につけつつ、自分の既存の考え方とぶつけ合わせ、自国はどうあるべきか?に関し思慮を深めることができる。もちろん、凝り固まった考えの人が、突如として考え方を変える機会もあること留意されたい。

上に挙げた例として興味深いのが社会主義国の代表であるキューバだ。報道統制がどれほどなされているのかはわからないが、国の収益源として観光業に力を入れていることから、外国人と接触する機会は相当にあるものと考えられよう。もちろん、多くの若者も外国人と接する機会はたくさんあろうし、自国のソトで生活する人たちと触れ合う内に、自身が知りえなかった「ソトの世界の存在」に惹かれるのは避けられそうにない。これは、若者の多くが「ソトの世界」へ眼を向けているという記事からも読み取ることが出来る。新しい情報に触れたことで、若者が持つ知識の幅が広がり、新しい世界へ旅立ちたい思いが湧いてしまうのは避けられない…「同じ20歳がビリオンダラー?この国に留まっていてはそんなことできるはずもない」社会主義国の細々とした生活と、豪華絢爛に誇張された生活を比較した時、後者に心惹かれるのは必然であろう。

ところで、多くの人が考える「教育を変える」が達成された時、社会はどのように変わるだろうか?まともな教育とは一体何か?教育改革を掲げて成しえた後の世界はどう進むのか?これに関し、本書の職業的意義に触れて少し綴りたい。フレームは「日本の教育と社会への適用」に留める。

そもそも論として「教育」が目標とすべきは、広く社会に「適用」できる素地を身につけることにあると考える人は多い。そして、今の社会の在りかたを見たときに、果たして現行の教育が、社会に「適用」できる教育を提供できているかについては疑問符をつけざるを得ない。技術革新の程度/触れる情報の量が小さく/少なかった時代にあっては、現行の教育で十分に事足りたのかもしれないが、昨今のそれはどうだろう?一人一台パソコンを所有数するのが当たり前になってきている社会、SNSを介して知らない情報に触れる機会が爆発的に増加した社会…このような社会への「適用」を鑑みると、如何せん現行の教育ではカバーできないところがあるのは否めない。が、根本問題として、このような社会を、我われは加速させるべきなのだろうか?私自身としては、アダムスミスが述べる「見えざる手」を止める手立てを早急に確立する必要があると感じるところでもある。

※久しぶりに長ーくなってしまいました。それだけ教育にかける思いが強いということでご堪忍下さいませ。少し、新しい風を下から創りたく、色々と活動をし始めたところであります。うーん、思い通りにいかないことばかりで四苦八苦してます…がこれも経験です。一つ一つ足場を固めつつ、Big Windowに育てていく思いであります。うむ、われ精進あれ!

2011年2月22日火曜日

First of all, we Must Understand it and Then Acquire it.

腰を据えて一つのことにじっくりと取組む…継続をするには忍耐力が必要なことは言うまでもありません。一つの取り組みを「カタチ」にするに、1週間そこいらでなし得ると考えるのは、浅はかな考え(かつての僕ですね、はい。)でありまして、少なくとも3ヶ月は頑張りたいところです。3ヶ月も取組めば、自分に合う・合わないがわかってくる…そこで継続するのかスパッと切るのか決断をする勇気も大切です。ただ、得意・不得意、面白い・面白くないは一度取組んでみないとわからないもので、やる前から「俺には向いていない」としてしまうのは勿体無い。なんで、いろんなことに積極的に挑戦してみることをお勧めいたします。新たな「ジブン」に出会えるかも。

さて、昔の青かった時代を思い出し反省しつつ、新しいことに取組もう!という意識だけはやたらに高いけれど、「行動が伴なってないよね」と友人から痛い一言をもらい、意気消沈してしまうことしばしばなえびすが紹介する一冊はこちら。

商品の詳細

いたって、本書の内容は相当にレベルが高いと私は思う。新書にしてはというのではなく、新書ではなくとも、それなりの知識背景がないと、記載されていることを理解するのは難しいのではないか(私の知性のレベルが低いだけかもしれないが…)。しばしば「哲学」をかじろうとして、新書から入る人が多いことだろうが、これが結構曲者である。何せ200ページ程度で一人の哲学者の思考を紹介しようとするのだから、それは相当に難しいことだろう。中山元のようにわかりやすい文体(現代に生きる人たちがとっつきやすい文体)かつ平易で身近な例から入っていくと、確かに理解しやすいが、そのような芸当ができうる著者は片手に数えるほどしかいないように思う…もちろん、私の主観である点、留意願いたい。

早速、本書の内容について紹介していこう。タイトルにある「知性の限界」について、ヴィトゲンシュタインの言語ゲーム、ポパーの反証不可能性、アーベントの、ゲーデルの不完全性定理を土台に数人の登場人物の会話・議論形式で明らかにしていく…のだが、ここに挙げた論に関する初歩的な知識を持っていないと、読み進めるのに苦労することだろう。であるので、まずはWikipediaで軽く目を通しておくことをお勧めしたい。

内容を極論すると、知性なるものは「我われが勝手に決めた決まりゴト」であり、これはこれ一つに決まる=一対一に対応するということを立証するのは不可能だということに尽きるだろうか。ヴィトゲンシュタインで言うところの、言語ゲーム:発する言葉・ジェスチャーを同じく理解するものでないと、発話者の意図を汲み取ることはできないのだが、その全てを汲み取ることなど不可能であり、一種の言語を読み取るゲームがそこでは行われているに過ぎないといった感じだろうか。日本で「Vサイン」はいい意味として理解されているが、某国にあってはかなり好ましくないサインとして認識されていることかが良い例として挙げられる。知性に関しても同じく、我われが有益だと思っている知性でさえも、ある人にとっては、単なる「戯言」にしか過ぎないものとなってしまうその代表者として、アーベントの存在は本書の中でもひときわ際立っていること確認できるだろう。

知性のフレームを定めてきたのは人間であり、その人間間においてそのフレームは異なる。そして、そのフレームを詳細に観察すると、それが極めて「個人の主観」に基づいて築かれている。しこうして、知性を知性足り得るものと定義する秤、その秤の役割は一体何か?それすらも、我われ人間が「頭脳の遊び」のもと築き上げたに過ぎたにすぎない…本書は哲学の始まりとゴールを同時に示しているように感じるのは私だけであろうか。

※会話調で展開していくので、結構スラスラと読みすすめてしまったのですが、内容理解については「?」な状態でしたので、もう一度読むわけであります。そこで感じたことは、本書を理解するに「一遍」ではなく、「断遍」でとらえるのが適しているかなと。腑に落ちると「あぁ、なるほど」となるのでしょうが、僕の脳には少々負担が重くのしかかったように感じます。はぁ、もっと本を読み込まなければいけないですねぇ。

2011年2月20日日曜日

2011 2/13 ~ 2011 2/18 に紹介した要約。


海外英字記事より興味深い内容を Pick up し、150文字に要約しました。
2/13~2/19の紹介記事はこちら。

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2/13 EU denies Russia-Asia gas pipeline rivalry ~BBC~

エネルギーの供給ですが、パイプラインを走らせる場合は、そのパイプラインが走っている国との関係も考慮しないといけません。二国間の問題ではなく、多国間の問題を考慮すると、リスクは分散するにこしたことはないですね。

EU denies Russia-Asia gas pipeline rivalry
by Editorial
Published: British Broadcasting Corp. 10 February, 2011
単語数: 430words

【150文字要約】
欧州のエネルギー供給について。欧州の1/4の天然ガスはロシアから供給されており、27か国中7カ国はその全てを委ねている状況。欧州連合としては、ロシアへの依存を小さくし、中央アジアからの供給を増やしたい意向。背景には、過去にロシアとベラルーシ・ウクライナ間の論争が欧州のエネルギー不足を招いたことが影響している。
(149文字)

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2/14 Downtown Skyscraper for the Digital Age ~NYT~

日本でも住居用高層ビルの建築ラッシュが続いています。床面積が稼げるという点では、高層ビルは土地の有効利用になりますね。

Downtown Skyscraper for the Digital Age
by Nicolai Ouroussoff
Published: The New York Times 9 February, 2011
単語数: 1182words

【150文字要約】
ニューヨークの高層マンションについて。ニューヨークで居住用高層ビルが建設中。外観は周囲の古い街並みに適合し、外装表面が変化する技術を導入。内装にもこだわりがあり、このビルの建築家は、従来の建造物の組立てラインにみる無機質さを、都市生活の無限の多様性に置き換えた建造物を作るのが目標であると述べている。
(150文字)

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2/15 Experts warn of cyber hijack threat ~BBC~

インターネットとインフラ基盤。ネットからのサイバー攻撃が、一国を崩壊に導く危険性はますます高まるばかり。大切なのは、個々人の意識、それにつきますね。

Experts warn of cyber hijack threat
by Susan Watts
Published: British Broadcasting Corp. 10 February, 2011
単語数: 842words

【150文字要約】
サイバー攻撃の恐怖について。国のインフラ基盤は、インターネットの恩恵にあずかるところが多く、それは同時にサイバー攻撃の危険を孕む。また、公私の有無を問わず、パソコンが犯罪組織に悪用される危険性も高い。ボットネットも容易に構築できる昨今、個人が意識的にパソコンのセキュリティを高めていく必要性があろう。
(150文字)

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2/16 Eat the Future ~NYT~

短期的・長期的、双方の目線をもてとは言いますが、それはなかなかに難しいことです。

Eat the Future
by Paul Krugman
Published: The New York Times 13 February, 2011
単語数: 781words

【150文字要約】
米国の政策方針について。米国は公共への投資額の縮小案を発表。巨額の資金が軍事等に投入される一方、国民の教育・保険が疎かにされていることに国民からは反発の声も。長期的な利益を無視し、短期的な政策を優先したことの代償は未来の子ども達に向けられる。されど、目先のことも疎かにはできないジレンマもあろう。
(148文字)

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2/17 Have You Charged Your Eyeglasses Today? ~NYT

眼鏡も進化しています。そのうち、ドラゴンボールのスカウターみたいな眼鏡もでてくる?え、ドラゴンボール知らない?まぁ、凄い眼鏡です。

Have You Charged Your Eyeglasses Today?
by Anne Eisenberg
Published: The New York Times 12 February, 2011
単語数: 910words

【150文字要約】
液晶技術を利用した老眼鏡について。新しく開発されたメガネは、レンズを通して見る方位により視界がゆがむ等の問題を解決したとのこと。電気信号でレンズの屈折率を変える技術を導入しており、ハイエンドメガネ市場の顧客獲得を期待している。また、開発者は、パソコンの液晶技術を眼鏡に取り入れただけだとも述べている。
(150文字)

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2/18 New York and German Exchanges Seal Deal ~NYT

二大証券の統合。海外銘柄が取引できるのは魅力的ですが、さしずめ為替レートをどう織り込むのか。詳細が気になりますね。

New York and German Exchanges Seal Deal
by MICHAEL J. DE LA MERCED
Published : The New York Times 15 February, 2011
単語数: 645words

【150文字要約】
NYとドイツの証券取引所統合へ:NYとフランクフルト、世界の2大取引所が統合することで合意。実現すれば投資家は北米とヨーロッパの幅広い銘柄への投資が可能となる。統合後の会社では取締役の過半数をドイツ陣営が占め、マネジメントの大半はNY陣営が取ることになる模様。懸念材料は政府の認可がおりるかどうかであるとのこと。
(149文字)

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それではまた来週。See you Next Week ♪

2011年2月18日金曜日

The Conclusion of the Value Increase in Exchange can not be Grasped still...

思えば2008年の経済危機から早二年が経つんですね。当時、研究室の友人達と「どれくらいで経済は盛り返すかね?」と議論した記憶があります。どこかのお偉いさんが「半年」とか述べていたようにも記憶していますが、当時の僕達で意見が一致したのが2年くらいだろうというもの。「経済の変化の早さ」「新興国の経済基盤の確立」「資本の移動の容易性」etc色々な要素がでましたね。いや、楽しかったなぁ。さて、この2年という数字、かなりの速さです。ITバブルがはじけた2002年から経済が本格的に上昇気流に乗ったのは2005年後半のこと。この間、3年半くらい。で、最近耳にする各企業の業績は、経済危機前の数値に戻ってきているところが結構な数に昇るようです。ただ、依然として雇用については、厳しい数値のまま推移すると僕は思うのですが。

さて、2年前のことを振り返りつつ、今の自分の姿を俯瞰して、「さて、これはどうしたものか」と頭を悩ます日々を送っているオトコ、えびすが紹介する一冊はこちら。

商品の詳細

資本主義についてはしばしば考えさせられる。とりわけ、昨今のユーロ危機、ドル価値の下落、金の暴騰を目の当たりにすると、貨幣とは一体いかなるものかについての思考がぐるぐると旋回し始めるものだ。貨幣経済の根幹にまで遡ると、モース「贈与論」を踏まえる必要があろう(贈与論についてはまた後日紹介させていただきたく思う)。

さて、一つの共同体の中では、物資の交換価値はそれほど変化してこなかった。それは、近距離で取引が完結するため、交換の頻度が少なく物資に付加価値がつきにくかったためであろう。では、いつ頃から交換価値に変化がうまれたのか?大きな転換点となったのは、物資の「長距離」間取引が始まった頃だと推定される。人間の好奇心からか、我われ人間は常に新しい土地を見つけ出そうとしてきた。そこに求めたのは土地そのものであるのか、食料であるのか、それとも仲間であるのかは定かではない。真相をしるは、当時の人たちだけである。争いが起こったにせよ、協定が取り行われたにせよ、既にその土地に居を構える集団との間で、物資の交換取引が行われたはずである。もちろん、前者においては強制的な搾取もあっただろうが、ある条件下=力の拮抗においては少々想像しがたい。この、長距離間における交換取引により、「集団間における同一物資に対する価値の違い」「交換に伴う物資の移動とそれに伴う手間賃」が生まれることとなる。「これだけの手間をかけて運んだのだから、それだけの【付加価値】この物資に付してもいいのではないか?」「え、この集団では、米一俵の価値が魚一匹もあるのか?」…明確な線引きを行うのは難しいだろうが、このような背景から物資の交換価値は集団を介して増大していったものと考えられよう。ただし、上記二項のどちらが主となって物資価値が高められたかについては、定かではないところもあろう。

時代が下ると、個々の取引でも、上述のような交換価値に変化が現れてくることとなる。そこには埋め込まれた価値は、私的な欲が大半を占める。自分の利益を高める…ちょうど、かつての集団の長が行ったこと=自身の所有する高価な物資を自らの手によって破壊するとは反対の方向に向かう道を選択するに至ったようだ。この背景には、人間がひとりで生活するに十分な社会基盤が整ったこと・種の存続に対する懸念の消失が大きく影響しているようだ。集団本来の目的は、もはや有効な目的とはなりえず、集団の先にある-よくよく考えてみると原始の世界に下るものではあろうが-個の存続に目的が定められたかのように見えるが、そうではない。ここで、我われが目的とするは、「自身の優位性」を社会に示すこと=虚栄心である。

このように交換価値について時代を追ってたどると、我われが築きあげた経済システムにはもの悲しい面影を見ざるを得ないだろう。個の虚栄心を満たすために、どれほど世界全土に皺寄せが起こっていることだろうか。経済危機からはや2年。我われが築いたシステムを再考するには少し短すぎたか、今復活しつつあるそれに、以前のそれとの違いを見出せないのは私だけではないはずだ。もっとも、頭に描きうる理想のカタチすらも描けない私の戯言に過ぎないのだろうけれども。


※最近経済関係の書籍紹介がおおいような・・・多くの企業の年度末決算が近い事もあり、ちょっと意識しちゃっているところがあるかもしれません。スミマセヌ・・・。今回の書籍は以前より紹介させていただきたかった一冊です。モースの贈与論とあわせて読まれると、貨幣経済の誕生と今後の展望に対する理解が深まるのではないでしょうか?両書籍とも平易な文章で書かれていますので、読んでるうちに「眠くなる」ようなことにはならないのではと…断言はできませんけどね。

2011年2月14日月曜日

First of all, we must consider a lot before writing the "thooughts"

ブログを続けていると時々ネタに困ることがあります。最近書評しかしていないなぁ…また同じ分野の一冊になっちゃうなぁ…等、結構悩んだりします、こう見えて。頭を悩まされる時は、気分を一新するために散歩に出かけます。そこいらを歩いていると、不思議と「発見」がたくさん舞い降りてくるんですね。で、その発見をもとに次のブログを構成していくわけであります。そして、一つの記事が出来上がるのですが、これを読み返すと、「あれまぁ、以前の記事の延長線上じゃないですか」となっちゃうことがしばしば。うーん、僕の思考過程にあるものしか「発見」として感得できないようで…申し訳ありませぬ。

さて、考えすぎて熱を出すことしばしばな自身の肉体に、もう一つ鞭を打って、後になって後悔することしばしばな、自重が不得手なオトコえびすが紹介する一冊はこちら。

商品の詳細

Idea Writer。直訳すると、アイデアライター=アイデアを描く人となる。アイデアという単語そのものは大衆一般に広く知られたものであろうが、Writerという名詞が付随することで、Ideaのフレームがぐっと狭くなる…いや、ここではWriterという単語が、Ideaという接頭語によってフレームが絞られると考えるべきだ。前者においてはIdeaの中にWriterを位置づけており、Writer以外にEngineerlawyerEntrepreneursIdeaのフレームがまずもって存在している。一方、後者にあってはWriterの中に、Ideaに特化したフレームを持ち込むといった具合だ。入り口を間違えると、途端に前方が見えなくなってしまう…私自身、何度痛い目にあったことか。

さて、Writerになるためには、まずDrawerでなければならず、「書く」前段階としての「描く」能力の必要性は納得できるところであろう。頭の中に思い描く像・思想・考察・省察etcそれを描く=Drawerことができなければ、それを言葉に落とし込んで「書く」ことはおよそ不可能なことだ…最も、ブルトンの言う自動筆記ならばそれは可能だとも考えられるわけだが、ここでは深く踏み込まないことにする。

前提としての描く力≒想像力の重要性を説く本書であるが、Writerの定義については明確にしていないようだ。むしろ、Writerはもはや誰もがなりうる…いやなるべき定義不能なポジションだとも述べていたように思う。それはつまるところ、裏返しとしてのIdea Writerになることの難しさを示唆しているといえる。誰にでもなれる≠容易になれると考えるのは、浅はか甚だしいことであり(かつての私をそこに見出してしまいそうだが…)、定義し得ないからこそ、資格として立証しえないからこそ、そのポジションの獲得は第三者の認証によってのみしか成り立ち得ない。これを踏まえると、一般的なフレーム(これも定義は難しいのだが)で捉えるWriter=文章を書く人を大きく超え出でないとIdea Writerをつとめるのは不可能だということだろう。この接頭語「Idea」をどう捉えるか…それについても少々綴っておかなければならない。

本書のIdea、それは相当に高度なレベルを要求しており、日常の中でふと思いつく類のIdeaとは一線を画する。そのIdeaとは、社会心理学・訴求力・消費者背景・メディアとの相性etcの緻密な構成のもとに成り立ち、OKかなと思ったところからもう一歩、二歩、三歩先へ進んでようやく前景が見えてくる程度の骨太さを持っている…この苦労無しにIdeaは醸成されえない。ここで得られるIdeaは先に述べた「描く」に留まるものだ。そして、「描く」を終えると次はいよいよ「書く」に移る。Ideaを「描く」までも大変なことであったが、「書く」はそれ以上に困難を極めると言っても過言ではない…「描く」の意図を最も有効に第三者に理解してもらうように「文字・言語」に落とし込む…恐らく、誰しも経験したことがあるであろう。

ここでいう「書く」は、単に読者が理解できるように、Ideaを文書に落とし込むだけでは足りない。もう一歩踏み込んで、有効性=戦略性をそこに組み込む必要がある。ちょうど第一段落の最後に述べた「入り口」をどうやって築くかも戦略の一つだ。「て・に・を・は」の選択にすらも細心の注意が払われるのは言うまでもないところだろう。文章・言葉を読んだ・耳にした人が得るだろう体験を緻密に構成し、Ideaが上手く伝わるよう「書く」プロセスは相当に労を要する。

自身Idea Writerになりうるのか少し考えてみた。これまでに多くの文章を落とし込んではきたが、その一文一文に対し読み手がどういった体験を得るだろうとまで考慮して綴った記憶は、申し訳ないが一度もない。これを期に、少し自身のWriterのポジションを再考したく思う…最も、「思う」で留まらなければいいのだが。

※なかなかに読み応えある一冊でした。日本で言うところのコピーライターの仕事内容を少し掘り下げた感じでしょうか。ただ、Ideaを出すこととそれを文章に落とし込むことは別物であること、本書から学べたように感じます。Ideaを出すのも大切、けれど、それを誰かに理解してもらえるように伝えることはもっと大切なことです。独りよがりの偏屈な思考に縛られないようにするためにも、第三者が理解できる文章に落とし込むことは大切ですね。うーん。自戒自戒。

2011年2月12日土曜日

2011 2/4 ~ 2011 2/10 に紹介した要約。


別ブログで取り上げている海外記事を、一週間単位でまとめてこちらでも配信していきます。海外の記事は主観バリバリなんで、読んでて楽しいですよ♪お時間に余裕がある方は、要約だけではなく本分も是非お読みになってください(注:メールアドレスの登録が必要となるサイトもあります)。


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2/4 Mubarak Orders Crackdown, With Revolt Sweeping Egypt ~NYT~

チュニジアの次はエジプト。中東からアフリカにかけて、政治情勢が一気に様変わりしてきました。これに穀物価格の上昇等の経済的リスクが重なると、ちょっと恐いです。早急の対応が必要ですが、そもそも何をどうすればいのか・・・難しすぎる問題に直面しています。

Mubarak Orders Crackdown, With Revolt Sweeping Egypt
by David D. Kirkpatrick
Published: The New York Times 28 January, 2011
単語数: 1560words

【150文字要約】
エジプトの政治情勢について。エジプトで独裁政権に対し、大規模なデモが発生。政府は事態の収拾に努めるもその勢いはやみそうになく、インターネット等の使用を禁止するもその様子は世界中に流れ出ているとのこと。デモに参加する人が増えるほどに、政府へ反旗を翻す国民は増加、政権の陥落も近いだろうと述べる人もいる。
(150文字)


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2/5 In Japan, Young Face Generational Roadblocks ~NYT~

NYTのトップページでも紹介されるほどに、日本の雇用情勢は興味深い。シルバーデモクラシーとは上手く言ったもので、若手を活性化させるプログラムを創出する必要性を感じます。

In Japan, Young Face Generational Roadblocks
by Martin Fackler
Published: The New York Times 27 January, 2011
単語数: 2093words

【150文字要約】
日本の雇用情勢について。企業の採用・経営方針のためか、日本の若者の多くは不定期の職に就かざるを得ない状況にある。また、年配層を優遇する政策に対し、若者は声を荒げるわけでもなく、意気消沈し自ら塞ぎこんでいくばかりだとのこと。若手起業家の割合も、米国のそれよりも低く、古きに従えの習慣が深く根付いている。
(150文字)


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2/7 Talking back to your intelligent city ~Mck~

世界中で様々な技術が開発されています。ただ、その多くは「Labo」ベースに留まるものが多く、実社会に適用されるまでに数年かかるとか。うまく同時平行で、「トータルイノベーション」を進めていく必要性を感じます。

Talking back to your intelligent city
by Saskia Sasen
Published: Mckinsey & Company 1 February, 2011
単語数: 1705words

【150文字要約】
高度に技術化された都市について。世界各国でスマートシティのモデル都市が生まれてきている。各国・各都市が描くモデル都市のなかには、建築物のデザイン・機能面だけではなく、人同士の相互作用の活性化までを考慮したものもあり、技術革新だけではなく、それを上手く街に適用させることの重要性が示唆されている。
(147文字)


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2/8 The end of drink-driving? Cars that won't start if you've been drinking because they can smell alcohol on your breath ~MO~

日本では、飲酒運転を厳格に取り締まっていますが、アメリカでは多少の飲酒ならばOKとする州もあるとのことです。で、今回の飲酒を検地する自動車ですが…まぁ、賛否両論でるのは世の常でしょうね。

The end of drink-driving? Cars that won't start if you've been drinking because they can smell alcohol on your breath
by Graham Smith
Published: Mail Online 1 February, 2011
単語数: 533words

【150文字要約】
運転手の飲酒を判断する自動車について。運転手が飲酒状態を、ドアロックやハンドルに触れるだけで判別する技術を開発。飲酒運転が原因の自動車事故の減少に結びつくだろうとの期待する団体がいる一方、軽い飲酒を許可している州などで、自動車利用客が減少し、様々な分野で売上が減少するだろうとの懸念を示す団体もいる。
(150文字)


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2/9 Amazon drought 'severe' in 2010, raising warming fears ~BBC~

アマゾンの干ばつが凄いことになっているようです。なによりも懸念すべきは、干ばつした土壌から生まれる温室効果ガス。さて、どう手を打つべきか・・・。

Amazon drought 'severe' in 2010, raising warming fears
by Richard Black
Published: British Broad Casting Corp. 3 February, 2011
単語数: 862words

【150文字要約】
アマゾンの熱帯雨林の干ばつについて。過去最大の干ばつが、アマゾンの熱帯雨林で発生し、気候変動に大きな影響を与えている。干ばつの害は、炭素の吸収量が減少するだけでなく、土壌からの炭素放出による温室効果ガスの増加もあり、科学者からは木々の干ばつと温室効果ガスの増加が負のループをつくっているとの警告も。
(149文字)


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2/10 How to Grow a Social Business ~NYT~

グラミン銀行のマイクロファイナンスがちょっとおかしなことになっている記事を以前取り上げました。今回紹介する記事はもう一歩先を考えています。が、それでも懸念すべき点はあるのが常ですね。

How to Grow a Social Business
by Tina Rosenberg
Published: The New York Times 4 February, 2011
単語数: 1328words

【150文字要約】
アメリカの社会企業について。利益を上げつつ、社会に貢献する事業がアメリカで脚光を浴びている。特に貧困層の人々に資本を提供しつつ、彼らの経営スタイルも築いていく事業に多くの学生が興味を示している。その一方、急速なビジネスの展開が、支援者の事業への参加を過剰に強要しかねないと心配する声もでている。
(147文字)



それではまた来週 See you Next Week.

2011年2月10日木曜日

Framing could be changed as you notice the "world" next to "it"

さて、二月上旬も瞬く間にすぎていく今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?忙しく、充実した日々を送っている人もいれば、ぼけーっと月日が過ぎていくのを感じ取っているだけの人もいることでしょう…あ僕はもちろん後者の代表格であります。色々とやりたいことはあるんだけれど、それを達成するためには如何せんいくつもの「壁」を乗り越える必要があります。簡単に乗り越えられる壁もあれば、乗り越えられない壁もあり、また壁それぞれに癖があるのも事実。押して駄目なら引いてみろというように、ちょこっと見方を変えるだけで意図も容易く乗り越えられることもあります。見方を変えるチカラ…知っていることはもちろんのこと、それを臨機応変に取り出し、壁に合わせて変換しうる能力。うーん、生唾ものに欲しいチカラですね。え、僕だけ?

さて、無い物ねだりの話題で持ちきりな僕の脳内を静めてくれる、「どぎつい声」を待望するも、周囲の人がどぎついと考える声の程度では微動だにしなくなってしまった感が否めない、鈍感オトコえびすが紹介する一冊はこちら。

商品の詳細

私が空間の面白さを覚えたのは、大学生1年生の秋にある作品と出くわした時だったと記憶している。作家の氏名は杉本博。おそらく、現代アートの世界(写真の世界も、もちろんのことだ)を少しかじった人ならば、一度は耳にしたことがあるだろう。誰もいない、ただ静けさのなかに、寡黙のなかに佇む「海(『うみ』と表現したほうが適切かもしれない)」の姿を捉えた作品に対し、当時の僕が一番最初に抱いた思いは「何が言いたいんだ?ようわからん」という、何とも浅はかなものであった。

ただ何もない海を写真に収めること、そこに何を読み取るべき…いや、何を読み取りうるのか?人間のいない=原始世界?排他的世界?はたまた、理想郷?…思考は飛躍と分岐を繰り返し、一つの答えにたどり着くこともなく、やがて思考の足跡が『ダマ』を形成し始めた。外からみると一つの思想を構成しているように見えるのだが、内からみるとそれはひどく無秩序なものでしかない…ちょうど我われが把握しているであろうと「主観的なセカイ」の無秩序さを重ねることができよう。

さて、ここで一息入れて周囲を見渡した…すると、作品の右隣のスペースから、東京の街をガラス越しに見下ろすことができた。上空から見下ろす東京の街、それはひどく杉本が写真に収めた「海」の姿とは異なる。点在するビル、所々に現れる緑、国道を走る車両…一枚のガラスの「フレーム」の中に静けさを感じ取ることは到底不可能なことであろう。作品と対面しつつ、外の景色を見渡すこと小1時間…この、相反する図式が同じ一つの空間の中に佇む様子が、私の脳内に一つの「想起」をもたらした。それは作品を鑑賞するにあたり、その作品が置かれている空間と、その空間の構成とが「思考の内」に密接な関係性を生み出すということだ。東京の街景色と隣り合わせて比較しうる空間が、杉本の写真に見る「静けさ」をひきたてている…一としての作品、その作品が纏う「様相」はそれが置かれた空間により大きく変化するということを、この時私は始めて知ることとなった。

「空間に関してはわかったが、作品そのものの理解はどこへ言った?」という疑問をもたれている方がたくさんいらっしゃるはずだ。ここで留意されたいのは、杉本博の作品に関しては、私は「空間の面白さの想起」に至ることができたにずぎず、彼の作品の理解には至ることはできなかったこと述べておこう。もっとも、芸術作品の理解は所詮主観に過ぎなく、一つの言葉遊びの内で完結せざるをえないことから、当時の私の「作品を理解してやる!」という意気込みは、所詮ナルシストの戯言に過ぎないものであったわけだが。

※本書の内容を紹介することなく筆を置くことになってしまいました。申し訳ありません…如何せん、僕の体験談から空間について綴りたい思いが湧きあがってまいりましたもので…。ちょこっとだけ紹介しておくと、京都の建築物がまとう空間には、意図的に様々な工夫が盛り込まれています。例えば、ある寺院では屋敷の入り口にたどり着くまでに、何回も角を曲がることがあります。直線で通せばいいところをあえて手間を取らせる…こうすることにより、「ひどく遠くまでやってきた」という感覚を抱かせることができるのだとか。「世俗から隔てた地に足を踏み入れたと擬似的に思わせるため」に空間を上手く利用するその心…いやはや、昔の人は細部へのつくり込みが半端ないですねぇ。ちょっと見習わなきゃいけませぬ。

2011年2月4日金曜日

"Going separated" seems to be a big issue Today.

SNSサイトの盛り上がりは凄い。ちょうど一ヶ月前にGoldman SachsがFacebookへ巨額の出資を行う(行っただったかなあ?)との発表がありました。その額なんと、5億ドル・・・一ドル80円換算で400億円です。で、当のFacebookの利益額はというと・・・9ヶ月間で320億円程度だとのことで、企業からの債券発行ではなく、出資という観点から見ると、相当な額です。まぁ、2009-2010年の間に、日本の各銀行も1兆円規模の増資をガンガン行っていたんですけれど。
で、もう一つこのFacebookの情報にくっついて面白い情報が。それは、未公開株式の取引市場が生まれているということ(すいません、情報獲得が遅くて…)。これ、法的な法則がどれほど適用されているのかはわかりませんが…恐い存在です。市場の臨む方向性としては理解できるのですが…その危険性もちょっと考えておくべきでしょうか。金融危機の第二幕の引き金にならないとも考えられません。ふむ、利益追求恐るべし。

商品の詳細

しばしば哲学者は「物事において、陰と陽は表裏一体だ」と述べているのを耳にする。ある人にとっては、陰と感じる取れることが、他の人にとっては陽であることは容易に推測される。日本を横断する旅をすれば、小さなコミュニティ間にさえ「陰陽の違い」があること、感じ取れるはずだ。

書籍の主題である無縁についても、陰陽の関係は重要なポジションを占める。それは表裏一体という言葉が示すように、無縁という言葉が存在するからには有縁という言葉が存在するということだ。ここでは無縁とは、一般俗世から一歩距離を置き、一種の「自由」が暗黙の了承の中で認められた社会、有縁とはその反対、すなわち一般俗世の中の隷属にまみれた社会程度に理解していただければいいだろう。

無縁が生まれた背景をたどると、社会における「聖性な位置づけ」の必要性を垣間見ることができる。古く、我われの祖先は日本的な「神」の概念を埋め込むに、一般・俗物的な「位置」にそれを置いたとしても、如何せんその有効性・優位性を感じ取ることができないと感じ取ったのだろうか、この俗物世界から切り離された世界・神聖な場としての世界を築いたようだ。そして、その切り離された世界に、無縁なる要素を組み込むに至った。

興味深いのは、なぜかこの無縁なる要素を「そこ」に組み込んだのかである。聖性を考えるならば、肯定的な観点をもってその世界を築けばよさそうなものだが、なぜか否定的な観点から無縁の世界のフレームを定めてきたようだ。非人が「清目」「葬送」などを職権とする「職人=ある技術を有する/能力を有する」であったという史実がそれを裏付けよう。そこにはしばしば穢れ=俗世からは手出しをしてはいけないという了解がある…が、この手を出してはいけないという禁制は、しばしば人間を魅了してきたのも事実だ。これは、様々な「自由」が暗黙の内に了承されている無縁の世界から、賭博や金融業の胚芽が生まれたことからも理解できよう。

さて、この無縁の世界は現在の世界ではどのように捉えられているだろうか?周囲の人との関係を築こうとしない「ひきこもり」、会社の上下関係に耐え切れなく「鬱になった人」、他人との優劣に走る「ルサンチマン」etc。果たして、彼らが集うところに「聖性」なるものを見出すことは可能だろうか?一抹の希望を見出すことすらも難しい社会を築き上げてしまったのだろうか?ふむ、明確な答えは当事者の心情と社会における「逃げ場」の存在の有無に大きく寄るようだ。

※読んでる途中、アガンベンのホモサケルに通じるものを感じた次第です。簡単に「犠牲」にすることはできるのだけれど、ある条件下においては手を出してはいけない存在。聖性があることと穢れが有ることがどうして同じカテゴリーに納められたのかは不思議でならないのですが…表裏一体、陰陽の考え方をもう少し深く掘りさげる必要がありそうです。

2011年2月1日火曜日

Standing on the One field, You couldn't go voyages of your lives.

2011年が始まって、早くも一ヶ月が経過してしまいました。いやはや、皆様、抱負は順調にこなされていますでしょうか?最初のスタートダッシュがしっかりしていると、結構すーっと進むことができたりするんですが、ここで躓くと後々まで尾を引きずることになってしまいます…うーん、まったくまったく。そのためにも、予めある程度の土台を築いてから一歩先に進みたいものです…もちろん、一目ぼれの勢いで突進することもしばしばあるんですけど。
経験量として、どちらに分があるのかははっきり言うことはできません。ただ、両者ともに「愚直に取組む姿勢」が必用であることは間違いないでしょう。一所懸命ではなく、一生懸命の心持ちで取組むことが、次へ繋がる秘訣だと、勝手ながら思っている次第です。

さて、ちょっとかっこいいことを述べると、途端に周囲の「おまえ、口先だけは達者だなぁ」という声をポジティブに受け取ってしまう、勘違い甚だしい思想の持ち主、えびすが紹介する一冊はこちら。

商品の詳細


先日、ポンティの書物を取り上げてしまったので、本書を紹介しないわけにはいかない。ベルクソンの著作のなかで、最も名が知られているだろう本書もまた、先のポンティの著作と同じく相当な読み応えがある一冊である…。

ベルクソンが本書に記した思考をたどるために、まず我われ一般人が持つ「認識」に関して一種の離脱を行う必要がある。一般的には、我われは五感を通じて物事を認識するに当たり、当該対象物に「自分が」何らかの接触を試みることで、それを認識しているはずだ。あくまでも、自分が「対象」を感じ取るところに、認識の根源を見出しているとする…と考えられているように思う。これに比して、ベルクソンが本書に記した認識の形相は大きく異なる様相を持つ…それは第一に、我われが当該対象を認識するに当たって、対象が「認識されるところの信号」を常時発信しているとするものだ。そして、その情報は一様な様相でもって発信されているわけではなく、時間・場所・空間(以下T.P.S.)によって様々に変化していく。わかりやすい例として、ちょうど我われが恋人・友人に抱く、友情・愛情・親密感がT.P.S.の要素により、しばしば変化することがあげられよう。T.P.S.によって変化する情報をここでは「イマージュA」と名づけたい。

さて、我われは外から入ってきた情報を、個々人の「主観」に基づいて咀嚼を行い、「栄養分」に変換し、自身の内にそれを取り込む。ここで獲得した栄養分を持って、我々は一つの「イマージュB」を創りあげたり、既存のイマージュBを新しいイマージュBに塗り替えたりする(知覚の断片による『智』の構築)。イマージュBはイマージュAと同じく、一意に定まるものではなく、受信者の思想・経験・生活構成etcによって様々に様態を変え、また時の経過による洗練・劣化・変態に曝されるモノだ。ここで留意すべきは、イマージュA,Bともに、「対象」の断片的な情報に過ぎず、対象の全てを「あらわした」像ではないという点である。当該対象を描くこと、その範囲はとてつもなく広い。一人の人間から学校の友人、スタバのコーヒーの味、携帯電話の機能、時計を構成する一つのネジetc。それらはあくまでも断片的ないイマージュAをもとに、自分の内に築き上げたイマージュBでしかない。

本書を通読し、私が感じ取ったことは、我われが思い描く「対象」のイマージュは、あくまでも対象の一面にしかすぎず、対象の「全て」を「とらえ」切れてはいないということである。ある哲学者の思想を借りるならば、「この世に我われが、対象のすべてを知覚しうることはない」ということ。我われの知覚には、不足している一面、捉えきれない一面、満足のいかない一面、都合が悪い一面が必ず存在しており、どれほどたくさんの「ソトからの情報」を獲得したとしても、全てを汲み取ることはできず、それらを糧にして自身の「ウチ」に築く思想・思考なるものは、自身が発するイマージュAの様相に変化を与えうる…が、それもあくまでも自己のナルシズムに属するものでしかないということだ。

ベルクソンの論を、哲学的なフィールドでのみ展開するのは宝の持ち腐れといえよう。個人として直面している問題、世界が真剣に取組んでいる諸問題、科学的事実の調査etc、何においても自身以外のことについて「確証」を築くことは不可能だという考えは、アカデミーはもちろんのこと、ビジネスの世界にも十分通用するはずである。もっとも、その裏づけは「自身の経験」によってしか、「確証」をもって述べることはできないのだが。

※うーん。ベルクソンの論は、まずもってその入り口を築くことが難しいです。普通だと感じていること、それをタブラ・ラサ(白紙)にしてから中に入っていかないと、路頭に迷うこと間違いなしです。僕も、何度も路頭に迷いましたし、今でも時折道筋を見失うことも。でも、道を見失うからこそ、自分で新しい道を築くことができるわけであり、それは全く新しい発見に繋がるものでしょう。まぁ、道を見失いすぎてしまうのもちょっと困りものなんですけどね。